岩田 朋子 さん

  • 留学期間  2013年1月~2016年12月 4年間
  • 留学先学校  ウエスタンハイツハイスクール Year11
  • 留学先学校  ロトルアレイクスハイスクール Year12~Year13
  • 留学先学校  トイ・オホマイ・インスティテュート・オブ・テクノロジー Certificate

留学を考え始めた時、母が最初に複数の留学エージェントに連絡を取ってくれました。その中の一つがキックオフNZさんでした。本格的に契約を結ぶ前のカウンセリングだったと思いますが、丁寧に対応して下さったので、キックオフNZさんで留学する事に決めました。

留学カウンセリングでは、どの学校についても詳しく説明してくださり、またどんなに小さな質問でもわざわざ学校に問い合わせて答えてくださったことがとてもよかったです。私は元々希望校が決まっておらず複数の学校について問い合わせましたが、そうしてくださった事で学校を比較する材料、学校を決めた後も入学前にその学校についてある程度予備知識を持ってました。安心できてとてもよかったです。

留学中は、まず日本の大学受験をしたときのサポートには言葉では言い表せられないほど感謝しています。受験に必要な高校関係の書類を手配する時、私はすでにトイオホマイの生徒で高校との交渉をする事に不安がありました。その時にキックオフNZさんが高校に連絡を取って下さりその後無事に必要な書類が手に入りました。また面接の練習や志望理由書添削も丁寧にして下さいました。

次に私は一度高校を転校しましたが、その際にキックオフNZさんが2つの高校に問い合わせ、一緒に見学に来て下さり、留学生担当の先生と直接お話しする機会も用意してくださいました。また私がトイオホマイに進学する時も、同じように丁寧にサポートしてくださった事にも感謝しています。

ウエスタンハイツハイスクール

キックオフNZ さんは、ビザや入学手続きをバックアップしてくださるのはもちろんですが、それ以外でも生活の中で落ち込んだ時や不安になった時に相談できることがお勧めです。特に最初の1.2年は慣れない環境でいっぱいいっぱいになる事が多かったので誰かと話が出来る事に助けられました。

私は留学当初は民謡(音楽)やアートに興味があったので、音楽の練習施設やアートの設備が充実したウエスタンハイツを選びました。ただ、当時ウエスタンハイツは留学生が少なく、英語で新しい人間関係を形成したり、授業について行ったりするのは、私にとっては想像以上に困難で、レイクスハイに転校しました。

ポリテクのトイオホマイは一年間のコースがあるという事に惹かれました。アートの分野で進学したいと思っていましたが、二年後、三年後、自分がどの様な状況にいるのかわからなかったのでとにかく基礎を学んで、後の事はもう一度考えたいと思っていました。実際に一年間のコースを卒業後に日本の大学進学しました。

ウエスタンハイツでは、自分で動くことの大切さや、違う文化圏で暮らす時に大切にすべき事、気を付ける点などを最初に学ばせてもらえました。また、レイクスハイで英語のサポートをして下さったのは助かりました。留学生担当の先生が、専門用語が混ざった理科のわかりにくいテキストを解説してくださったり、一緒に英語の作文の課題に取り組んでくださったりして、とてもうれしかったです。

個人的には、レイクスハイで素晴らしい一生の友人たちに出会えたのが、本当に良かったです。

私が一つ目に留学したウエスタンハイツのおすすめポイントは、学校設備が充実している事、留学生が少ない事、留学生と現地生徒の壁があまりない事です。ある程度英語に自信がある人はプラスαで学べる事が多いと思います。

ロトルアレイクスハイスクール

二つ目のレイクスハイのおすすめポイントは留学生の英語の勉強はもちろん、校内での個人的なトラブルや進路についてもサポートをしてくれるところです。個人的には留学生担当の一人のM先生が本当にチャーミングな先生なので、海外で学校に行く事を不安に思っている人はぜひ会ってみて欲しいと思います。

トイオホマイは自分のやりたい事を集中して学べるので、将来の目標が決まっている人は本当に楽しい時間が過ごせると思います。私がいたアート分野では、高校や個人では持てないような設備を使ってアート制作が出来ました。

ホームステイでも想い出の1つは、学校の春休みを使って農場に連れて行ってくれたことです。そこでは牧羊犬の繁殖や飼育も行われていたのですがホームステイシスターとかわいい子犬の世話ができて楽しかったです。

私は何度かホームステイを変わりましたが、その中で一番長く一緒に暮らしたSさんは本当に家族のように接してくれました。喧嘩をしたりする事もありましたが、今でも大好きな人の一人で、Sさんと暮らせた事自体が心に残る思いでの一つです。またその家で友人達とお泊り会をしたりランチを一緒に食べたりしたこともとても大事な思い出です。

ポリテクニック

ニュージーランドの留学でまず一番に学んだことは、英語やNZの文化ですが、それ以外では他者に対しての関わり方、感じ方が変わったと思います。言語の壁があるNZで友人を作れたことは、これから人間関係を新しく作って行く時の大きな自信になりました。また文化も言語も違うNZではダメで元々、失敗するのが当たり前と考えられるので、おおらかな気分で比較的モチベーションを高く保てました。その考え方は帰国した今でも自分にしみついています。

留学中は、人間関係で悩むことは少しありました。留学当初は英語で意思疎通できる能力が乏しかったので、特にそれで落ち込む事が多かったと思います。キックオフNZさんや先生と話をしたことで気分が楽になったりする事はありました。自分の英語力が問題だとわかっていたので、二年目から思い切って学校を変えました。英語力が伸び友人たちと積極的に話せるようになってからは、悩むことは少なくなっていきました。

キックオフNZ の皆様、留学中は大変お世話になりありがとうございました。またいつかお目にかかれたらうれしいと思います。

(岩田 朋子)

キックオフNZ を選んだのは、ロトルアに住んでおられ現地で目の届く範囲の学校を紹介しておられること、またウエブサイトやブログなどから親身に留学生の面倒を見ておられることが推察されたからです。

留学前は、環境、言葉、学校生活など、不安はたくさんありましたが、振り返ってみた今になって思えば色々なことを不安に思っても心配しても、大抵のことは「なるようになる」のだと思います。

留学当初には娘自身の英語力の不足、文化の違いなどから、いろいろなトラブルがありました。娘が不安に思っているときに時差もあり電話を受けられなかったり、本人からの電話だけでは今一つ状況がつかめなかったりしました。

上野様からはその度にメールで詳しく状況を説明して下さり、娘と直接会って話をして下さったり、必要な時は学校の先生とも話し合い、またその都度すぐにメールでご報告頂きました。娘に会ったときはいつも写真を添えたメールを送って頂いたことで、娘の様子を知ることができました。

娘がニュージーランド留学で学んだことは、多民族国家であるNZで、様々な国の様々な文化・考え方を持った人々と出会い世界に目を向ける習慣ができたこと、また早くから将来の目標を持って学校生活を送る現地学生や他国からの留学生と共に学んだことにより、娘も自分自身について深慮し将来の目標を持てたことはNZ留学の大きな成果だと感じています。

娘を留学に行かせたことで失ったものはと言えば・・・「日本での高校生活」だけでしょう。これを補って余りあるものが留学には有ると思います。

厳しくも面倒見のよいホームステイマザーに出会い生活の細部に渡って色々と教えてもらい、他人の家で4年間も暮らすという経験から、きちんとした生活習慣と他者への配慮が身に付きました。娘はこれから日本での大学生活で一人暮らしを始めますが、親として何も心配することはありません。

14歳という多感な時期に留学し、色々な困難にぶつかり、多くの人と出会い、様々な素晴らしい経験をし、娘は自分や自分の周りに起こる出来事を客観的に見る目を持てるようになり、自立した考えを持つようになりました。

私自身も、子供との精神的な距離感や親子関係についていろいろと考えました。親としても成長させてもらえたと感じます。

娘を留学に行かせて得たものは、限りなく大きかったと思います。

キックオフNZ の皆様、留学中の様々な場面で、娘の考えや悩みを親の立場になって親身に聞いて下さり、アドバイスし娘と一緒に考えてくださいました。娘からの電話に「お母さんでも同じこと言うよ」と何度も言ったものです。

高校2年目からの転校について新しい学校の見学や転校手続きに、高校卒業後のポリテク進学の際に、また日本の大学進学を決めた際にも、丁寧にご対応頂きました。

4年間の娘の留学生活は、上野様ご夫妻のお支えの上に成り立ちました。感謝申し上げます。

(岩田 朋子 母)