大畑 勇太 君

  • 留学期間 2014年2月~2018年12月 5年間
  • 留学先学校 セントビーズカレッジ Year9~Year13
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留学を考え始めたのは、僕が小学4年生の時、2011年のNZで開催されたW杯を観に行ってオールブラックスになりたいという夢を持ったのが最初です。

留学の意味もわからない僕に、中学進路の選択肢のひとつに両親から留学を教えてもらいました。僕はまだ小学生で留学の事を調べたりする事ができませんでしたが、お父さんがキックオフNZさんをネットで見つけてくれて、キックオフNZの上野さんに留学について色々問い合わせをしてくれたと思います。

留学前のEmailでの留学カウンセリングでは、キックオフNZ の上野さんが、NZのラグビーの事とか学校の事とか、たくさんの情報を両親や僕に教えてくれた事、学校見学の際には一緒についてきてもらって通訳や順序よくわかりやすく説明してもらった事が良かったです。

留学中は、ロトルアからクライストチャーチまで離れているにもかかわらず、上野さんが何度も会いに来てくれて、ラグビーの事・勉強の事の相談を一緒に考えてもらったり、アドバイスをもらったりしました。

また、ラグビーの練習や試合などのビデオや写真などもたくさん撮ってくれて、両親にメールで報告してくれました。

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そして、大学を目指していた僕に大学の見学を進めてくれて、また、大学見学のアポイントメントや同行までしてもらいました。大学担当の先生にも会って話しを聞く事ができました。早めに大学見学を進めてもらったおかげで自分の目標もさだまり、勉強も頑張ることができました。

クライストチャーチに会いにきてくれた時は、日本食レストランに何度も連れて行ってもらったことが嬉しかったです。

キックオフNZは、オフィスのあるロトルアから離れた学校でも、きちんとサポートしてもらえる事がお勧めです。わからない事、不安な事、どんな時にでも話を聞いてくれてアドバイスがもらえます。

留学する学校を最終的に決めるまでに、2校見学させてもらいました。

  • 小学4年生の時にRotorua Boys High School
  • 小学6年生の時に St Bedes College
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St Bedes Collegeを選んだ理由は、St Bedes ラグビーの1stXVがクライストチャーチで強豪校であること、僕もSt Bedesの1stXVのジャージを着てSt Bedesのハカが踊りたい、St Bedesでラグビーがしたい!と思った事が1番です。

留学を決めた時の目標であるSt Bedesの1stXVになれた事が、St Bedes に留学してよかったところです。

また、クライストチャーチを中心としたカンタベリー地区代表であるメトロ代表にも選出された事も留学してよかったと思います。また、将来につながる自分のラグビースキルやメンタルは、留学をしなければ身につかなかったと思います。

さらに留学してよかったのは、僕に関わってくれたたくさんの友達や先輩・先生に出会えた事。文化が違ったり、考え方が違ったり言葉が違ったりして初めは戸惑いもあったけど自分の視野も広がり新しい自分が発見できたり考えたりできた事、などが挙げられると思います。

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St Bede’s Collegeは、ラグビーと勉強が両方しっかりできる環境があります。ラグビーではコーチの方々やスタッフの方々はもちろん、みんなラグビーに関わってくれる人たちは選手のサポートやスキル面でもしっかり教えてくれます。

また、St Bede’s Collegeは、グランドが広くラグビー場は5面もあり、とても綺麗に整備されていて、思う存分ラグビーができる環境が整っています。

学業面でも、わからないところがあればきちんとサポートしてもらえます。ESOLの授業もあるので安心です。

寮は、年齢によって大部屋や2人部屋になったり個室になったりします。学期ごとに部屋換えがあります。寮にはいろんな国の学生がいるので異文化交流もできます。

5年間の寮生活ではいろんな経験ができました。

寮生活で一番思い出に残っているのは、夜の勉強時間が終り外が真っ暗な中、フィールドホッケーコートのライトの下でみんなでラグビーをした事です。みんな本気で当たりあったりしてラグビーができたことは、ものすごく楽しかった思い出のひとつです。

学校が休みになると寮を出てホームステイに行きました。ホームステイでもたくさんのファミリーにお世話になりました。ホームステイでは羊の世話をしたり、薪を切ったり、ホームパーティがあったり、日本では出来ない経験をたくさんできいい思い出になっています。

ラグビーでは、ニュージーランドラグビー(スキルやスピード)を学ぶ事ができました。

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学校のコーチ陣だけでなく、マイター10カップのコーチ、スーパーラグビーのコーチ、オールブラックスのコーチなどから教えてもらう事ができ、スキルや、自分のラグビーに対するメンタルや、これから将来プロ選手になるまでに必要な事をたくさん学びました。

そして、5年間のニュージーランド留学では、英語がものすごく上達しました。

もちろん5年もNZにいたら英語も上達しますし、友達と会話する英語は自然と身につくものです。

でも、勉強で使う英語に苦戦しました。エッセイの書き方も苦労しましたが、学校でしっかり教えてもらうことができました。

生活面では色々と困難がありましたが、自分で考え、自分の言葉を使い、自分から行動しないと前に進めない事を学びました。簡単な事なんですが、12歳で留学した僕には、これができるまで時間と自分の努力が必要でした。少しずつ自立心が鍛えられたと思います。

僕は12歳で留学して、留学の3日目からホームシックになってしまいました。

ホームシックにはかからないと自分で思いこんでいましたが、いざNZに着いてみると寮には日本人は僕だけで、言葉は通じないし、何をいわれているのかもわからなくて、誰にも頼れなくて一日が長くて、このままやっていけるのか不安ばかりでいっぱい1人で泣きました。

でも寮にいる先輩や友達やたくさんの人に支えられてこれまで成長する事ができました。

毎日一日の目標を自分で決めて、それをやっていました。そして、学校以外はずっとラグビーボールを持っていました。ラグビーボールを持っているといつのまにか友達とラグビーをやっていました。だから、英語が通じなくても英会話も覚えていきました。友達もたくさんできました。

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キックオフNZ の上野さんからは、日記を書くこともアドバイスをもらいました。自分の気持ちを日記に書き、さみしいときや悲しいとき、挫折を感じたときに気持ちを落ち着かせました。

また、ラグビーでは、U16の時に1stXVのトライアルで落ちてしまった事が一番悔しかったです。学校では「Yutaは今年1stXVに入れそうやな」とか、「入れるやろ」とか色々な人に期待され、自分でも自信をもって臨んだトライアル。自分の最高のパフォーマンスができたと思ったのですが、その1st XVのトライアルは落ちてしまいました。とても悔しかったです。

コーチには何故僕が落ちたのか聞きに行きました。ラグビーのパフォーマンス以外の自分が気づいていない事や僕に足らない事を指摘されました。とても悩み迷いもしました。

そしてその年はU16Aでプレイをさせてもらい、U16Aコーチからも色々なアドバイスをもらい自分の欠けているところを考え見つめなおしました。その年の間に1stXVにも何度か呼ばれるまでになりましたが、今になってみるとこの挫折は、自分にとって本当に貴重な時間で、自分が成長できた年でした。

上野さん・せいこさんには僕が12歳の時から本当にたくさんのサポートをしていただき感謝の気持ちでいっぱいです。相談にのってもらったり、時には活をいれてもらったりずっと見守ってくれて嬉しかったです。

僕はまだまだ自分の夢を追いかけてNZで頑張ります。これからもよろしくお願いします。

(大畑 勇太)

NZ留学を考え出してから、インターネットでキックオフNZを知り、一度相談してみようと思ったのが最初でした。

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実際の留学は数年以上もっと先と考えていましたので時間もあり、こちらからたくさんの質問をいたしました。そのひとつひとつに丁寧に回答をいただいたことが、キックオフNZを選んだ理由です。

留学してからも、勇太や私たちに心細かい気配りがあり、勇太の様子を知ることができて本当に助かりました。

また、私たちは英語が達者なわけでなく、英語の意味合いが分からないことが多くありました。学校からの連絡、勉学評価や、パスポート申請、大学選びにいたるまで、あらゆることで助けていただきました。

毎年の目標設定は、本人の思いを確認できました。NCEAの単位取得の必要性もわかりやすく教えていただきました。

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進学先選考に関しては、高校卒業半年以上前に各大学への見学、そして担当者と直接お話を聞ける機会を設けていただきました。

本人の目標や意欲をもたらしてくれることに、キックオフNZはいつも気を配ってくれます。親子共々、右も左も分からない状況を助けていただいたことを本当に感謝しております。

留学前は、衣食住すべてが不安でした。どんな環境なのか、寮かホームステイか、勉強とラグビーが両立できるのか?

上野様から細かく教えていただいたことで、留学実行の決断ができました。私たちの場合、留学するまで日にちがありましたので、家族で現地に行き、学校見学をさせてもらい、留学担当教諭の方に直接お会いできたのも大きな安心感となりました。

その時、キックオフNZの運営と学校の繋がりなどもよく理解できて良かったです。

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留学を始めた当初にホームシックになったのが、まず大きな出来事でした。上野様からアドバイスをもらい、乗り越えることができたのですが、直接会えないということが、とてもつらい日々でした。本人のがんばりが一番でそれを信じるしかない状況でした(今もそうですが)。

その後留学生活に慣れてからは、本人から電話連絡してくることがほとんどなくなりました。週一回は連絡するように決めていましたが、それも滞るほどでした。

キックオフNZから、年間目標の設定や、定期的に面談をしてもらい、また普段の写真やラグビーの試合ビデオをアップしていただいたことなど、留学の様子を具体的に教えていただいたことがとてもありがたかったです。

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留学で学んだことは、留学生活を通して、国や人の価値観の違いを直接体感したことが一番大きいことだと思います。

そして、誰かが助けてくれるのではなく、自分で考えて行動し、努力することが大切であること、さらにそこで結果を出さないと前に進めないという体験をしたことだと思います。

ラグビーでは、セントビーズ1stXVで活躍できたこと、今後の進学もできたことがとてもよかったです。親にも計り知れない苦労、努力をしていると思います。求める最高の結果が出ない年もありました。でもそれが将来の糧になると思っています。

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留学に行かせて良かったと思っています。留学は今も進行中で、苦労しながらがんばり続けています。最後の結果はわかりませんが、まだ長い人生ですし、出来ること、出来ないこと、前に進むための努力、いろいろ考え経験しながら今は成長してほしいです。

キックオフNZ、上野様、奥様には、言葉にならないほど感謝しております。これからもさらなるご活躍をお祈りしております。

5年間、本人も勉強・ラグビー両方ともやりきれたと思っています。本当にありがとうございました。

(大畑 勇太 父 和弘・母 泰代)