本気の人は見ればわかる

今週このブログで、弊社のラグビー高校留学生達が、クライストチャーチの地域のU15代表チームや、ベイオブプレンティ地域のU16代表チームに選出されたことをお伝えして、たくさんの方から反響を頂いた。ありがとうございます。

彼らが地域の代表チームに選ばれたのは、当然彼らがものすごく努力をしているからだ。そして周りにいる私達にも、「この留学生なら、代表に選ばれるだろうな」と思わせることを実行しているし、思わせるものを持っている。

ラグビーだけではなく、学業でも留学生活でも、その他のことでも何でもそうだけれど、「この人は、真剣に本気で何かに取り組んでいる」というのは、その人を見ているとおおよそわかる。

例えばラグビーなら、チームメイトやコーチとのコミュニケーションに必要なだけの英語力をつけるために現地の学生といつも一緒にいたり、毎朝真冬の寒い日でも早く起きてジムやグラウンドでトレーニングをしたり、一つ一つの練習を手を抜かず最後まできちんとやりきったり、ウイークポイントを書き出して自主トレーニングをしたり、自分の試合だけではなく1st XVや他のチームの試合をじっくりと観戦したり、コーチや先生の指導を集中してしっかりと聞いたりする。

また学業なら、教科の先生にわからない所を何度も質問に行ったり、留学初年度からTOEICなどの試験を受けたり、スクールホリデー期間に語学学校に通ったり、ワークブックを買って自習したり、わずかな時間を使って宿題をこなしたり、その年の目標をしっかり決めて単位取得に取り組んだり、自分よりもできる友達に教えてもらったりする。

また例えば高校留学後の進路に向けての準備なら、大学の募集要項を自分でしっかりと何度も読みこんでいたり、志望大学や専門学校の情報を隅から隅まで目を通していたり、志望理由書や小論文を夜に私が添削したら翌朝に書き直して送ってきたり、成績表など提出書類の作成依頼を早め早めに行ったり、周囲の人達の協力に対してきちんと対応をしたり、忙しい中タイムマネージメントをちゃんとしていたりする。

そんな彼ら、彼女らの行動を、周囲の人達はちゃんと見ている。我々も見ているし、コーチや先生、ステイ先の人達や、友達、家族なども見ている。もちろん、他人に見せるためにやっているのではないけれど、彼ら彼女らがちゃんとやっていることは、周囲の人達もわかっている。

逆に、真剣に本気で取り組んでいないような人達は、必ずと言っていいほど言い訳をする。朝起きてトレーニングをしないのはルームメイトが遅くまで起きていて寝られないからとか、TOEICを受験しないのはお金がかかるからとか、タイムマネージメントをきちんとしないのは誰かが急に何かをやりなさいと言ってきたからとか、そんなことを言う。

確かに、できない理由は確実にある。でも、それは真剣に本気でやっている人達も同じだ。取り組んでいることをやり遂げるのが難しい状況でも、それでも何とか工夫してできることを最大限やっている。そんな人達を「真剣に本気で何かに取り組んでいる人」と言うのだ。

留学に来たのであれば、何か一つでもいいので、真剣に本気で取り組んでみるといいと思う。

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