経験が想像力をやしなう

想像力が必要だ。

なぜ今自分の目の前にいる人はこんなことをするのだろう。 なぜネットで発言をしている 人はこんなことを言うのだろう。

理解も納得もできないことがある。

でもだからといって、そんなことをする人はダメだとか、こんなことを言う人はバカだとか、そうやってそこで立ち止まって批判ばかりするだけでは、いつまでも同じことを繰り返すだけだ。

自分が理解や納得ができない人の行動や言動も、その理由やバックグラウンドを想像することはできる。

この人はもしかしたら自分が知らない状態にあるのかもしれない。この人はもしかしたら 人からはわからない何かを持っているのかもしれない。

誰かの行動や言動に対して理解や納得ができなくても、そんなふうにその先を想像してみることが必要だろう。

そして、想像するためには、経験が絶対に必要だ。

いろんな所でいろんな人と出会い、理解できなかったり納得できなかったりして、それでもそこから、この人はそんなことを考えていたからそんなことをしていたのだ、とわかる経験。この人は私が知らなかったこんな状態にあったから、こういうことを書いていたのだ、という経験。

自分の常識では計り知れない、自分の常識とは全く違う常識を持っている人がいるという経験。 自分が思いもよらなかったバックグラウンドを持っている人がいるという経験。 同じものを見たり聞いたりしても 全く違う反応をする人がいるという経験。

そういう経験を何度も何度もして、誰かの行動や言動が理解できなかったり納得できなかったりした時に、その向こう側を想像できる力を身につけることができる。

自分が理解できないことや納得できないことを、誰かがしたり言ったりした時には、その人の行動や言動をただ批判するだけではなく、もしかすると自分の想像力が足りないのではないか、と考えてみることも必要だ。

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