18歳までの経験がその後の人生を決める

弊社は来年で設立20年になるけれど、長い間中学高校留学生や20代の留学生を見てきて思うのは、18歳までの人生がその後の人生に大きな影響を与える、ということだ。

特に、日本の高校2年生の1年間、年齢でいうと16歳から17歳のときに、どこでどんな人たちと、どんな生活を送るのか。そこで毎日どんな教育を受け、どんなものを目にし、なにを考え、なにを身につけるのか。そしてその1年間にどれくらい成長するのか。

それによって、その人がどんな人になるのかが決まり、18歳のときにどんな人間になっているのかが決まり、その後どんな人生を送るのかも決まる。

たくさんの留学生を見てきて、そう思う。

だから、高校2年生の前の数年間、中学生から高校1年生くらいまでの生活、環境、教育、友達や先生、そんな周りのことがらもとても大切だ。その間の経験が、高校2年生での成長に大きな影響を与えるからだ。

つまり、中学高校の5年間から6年間の生活が、その人を作り、その後の人生を変える。

そして、もう一つ付け加えるとするならば、18歳までに身につけなければならない、その後の人生でとても大切なことがいくつかあって、それを18歳までに身につけることができなかった人は、もうそれ以降大人になってから身につけることはとても難しいのではないかということだ。

逆に言えば、たとえば中学高校留学で、高校2年生の年齢でグッと成長する人は、この大切なことを身につけていくように思う。

たとえば、すべての人やものに対するRespect 。自分で問いを見つける力。どんな人とでもコミュニケーションがとれる力。創造力。好奇心。高い視点から広くものごとを見る力。

こんな力は、高校1年生までの経験をもとにして、高校2年生くらいでその人の中に体系的に身についていき、それらの力を18歳くらいになってから、自分でコントロールできるようになっていく。

そしてそれ以降は、それまでの経験をもとにして身につけた大切な力をもとにして、自分の人生を自分で歩んでいくことができる。

そんな人は、日本でも、ニュージーランドでも、そのほか世界のどんな場所にいても、そしてそこでどんな人たちと一緒に暮らしていても、うまくいくだろう。

だから、16歳から17歳にかけての生活が人生にとってとても大切で、そこで身につけておくべき力について自覚することも必要なのだ。

私たちは、中学高校留学生を現地でサポートするときには、一人ひとりにこのことを伝えるようにしている。そして、16歳、17歳、18歳の人たちがもしまだ身につけるべき力を身につけていない時には、それを指摘して、そんな力を身につけていくことをうながす。

中学2年生から高校3年生は、学力だけではなく、18歳以降の人生に必要な基本的な生きていく力を身につける年齢なのだと思う。

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ニュージーランドでは、5月以降短期留学生が入国でき、10月以降長期留学生が日本からビザを申請・取得し、入国できることが発表されています。

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