コロナ後の世界で求められる力とは

世界中で新型コロナウイルスの感染が拡大し、ほとんどの地域ではまだ収束の様子を見せていない。

2週間後、自分が暮らしている地域がどうなっているかわからない。ましてや、来年の今頃、5年後10年後、自分の住んでいる地域が、国が、世界が、そして自分自身や家族がどんな生活をしているのか、予想がつかない。

しばらくすると、新型コロナウイルスの感染拡大自体は収束しているかもしれない。けれど、この感染拡大によって、世界は確実に大きく変わるし、それによって一人一人の生活も変わるのはもう間違いない。

今いろんな人が、こういうふうに変わるだろうなどと予想を立てているけれど、実際にどんな世界が待っているのか、今のところだれにもはっきりしたことは言えないだろう。

10年後20年後はもちろんのこと、5年後、そして来年のことさえ不確実な時代だ。

そんな時代に生きていく小学生中学生高校生たちは、 今、何を考えて何を目指して生きていけばいいのだろうか。

世界が、自分が暮らしている国が、そして自分の町や社会や家族や自分自身がどうなるか 予想がつかない時代であるからこそ、逆に、今いる場所以外でも生きていける力を身につける必要があるだろう。

なぜなら、今暮らしている自分の町や社会や国が将来どうなるかわからないのだから、そこを出て、他の場所で生きていく可能性も十分考えられる。今の場所で暮らしていきたいと思っても、それができない状況もありえる。

不確実な世の中だからこそ、選択肢を増やしておく必要があるのだ。

今の町、今の社会、今の国だけでしか生きていけないのであれば、世界が大きく変わった時、それに対応できない。そして世界が大きく変わることは、もう間違いないのだ。

そして、世界が大きく変化している時には、それに柔軟に対応できる「スキル」と「思考力」が必要だ。

今の小学生中学生高校生が身につけるべきことは、世界のどこでも生きていける語学力、生活力、柔軟な思考力、抜きんでたスキル、どこにいても稼げる能力、そして人と人とのつながり。そういうものだろう。日本の○○大学卒業などという紙切れだけで証明できるような資格は、ほとんど役に立たない。何ができるのか、が大切なのだ。

そしてそんな力を身に付けた上で、生きて行く場所を自分で選び、稼ぐ方法を自分で生み出し、人を助け、人に助けられて暮していく。そんな時代がやってこようとしている。

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