ニュージーランド現地無料留学エージェント

歳をとってくると、あの時こうしていればよかった、などと後悔することもよくある。

若くてもそんなこともあるかもしれない。

その時にいつも思うのは、今の自分は過去の自分が一つ一つ選んできたその結果だということだ。

あの時しっかり勉強していたら、あの時あの人のアドバイスを聞いていたら、あの時他の選択肢を選んでいたら、あの時あの人に別の言葉を伝えていたら、あの時断っていなかったら。

いろんな可能性があった。でも実際に自分が選択してきたその結果が、今の自分なのだ。

でもだからと言って、何か一つの選択を変えていたら、今の自分はもっと良くなっていたかと言えば、そう断言はできないだろう。

あの時勉強していなかったから、あの時あの人のアドバイスを聞かなかったから、あの時あの選択をしなかったから、あの時あの人にあの言葉を伝えなかったから、あの時断ったから、今のこの「悪くない自分」がいるのだ。

もし別の選択をしていたら、今の自分はもっと悪い状態にあったかもしれない。

過去のどの選択がよかったのか悪かったのか、そんなことはわからないのだ。

だったら、いっそうのこと、過去の自分が一つ一つ選んできたことは全て、最善の選択だった、と無理矢理にでも考えてみるのもいいのではないか。

そしてその最善の選択の結果、今の自分は、考えられる中で最善の状態にいる。

そう考えてみると、一つ一つの選択には後悔が残るかもしれないけれど、結果的にはそれは最もいい選択だったのだ、と思える。

過去の自分の選択を振り返るとき、一つ一つの選択に後悔をするよりも、今の状態を導いた最善の選択だと考えることで、少し自信も湧いて、前を向けるのではないだろうか。