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携帯電話でもパソコンでもタブレットでもそうだけれど、新しいものを買ったときにはすごく快適に使える。

けれどしばらく経つと、反応が遅く感じるようになってくる。

スマホなら、アプリをタップしてから立ち上がるまでの時間にいらいらしたり、パソコンならブラウザでウエブページへのアクセスが遅く感じたりする。新品を買ったときにはそれまで使っていた古い製品よりも格段に処理が速く感じたのに、なぜしばらくするとその遅さにいらいらするのだろうか。

それは自動車の運転にも似ているように思う。

ニュージーランドの街中は時速50キロ制限のところが多いけれど、郊外に出れば100キロのハイウエイだ。例えばタウポからロトルアまで約1時間、そのほとんどは時速100キロで走る。そしてロトルアの街に入ったとたんに50キロになるけれど、速度を落とすと、すごくのろのろと走っているように感じて、ついついアクセルを踏んでしまう。

スマホやパソコンもそれに似ていて、ある程度の処理速度に身体が慣れてしまうと、それよりも遅いものはとんでもなく遅く感じる。一旦速いものに慣れてしまうと、それが標準になって、以前は速く感じていたものでもいらいらしてしまう。

スマホやパソコンに限らず、家電や公共交通機関なども、だんだん速くなってきて、それに身体が慣れてしまうと、以前のものが「遅い」と感じる。

でもだからと言って、一日の24時間に以前よりも余裕が生まれたかと言えばそうではない。逆にだんだん忙しくなってきているように感じる。いろんなものの速度が速くなったのに、24時間の残りの時間が逆に少なくなってきている。

なぜなのだろう。

それは、私達がいろんなものの速度に慣れてしまって、それを速いと感じなくなっているのかもしれない。スマホや家電、交通機関の絶対的な速さは上がっているにもかかわらず、身体が慣れてしまうことで、身体に感じる相対的な速さは変わらない。速さに慣れた身体はもっと速いものを求めるようになってきて、絶対的に速かったそれらのものが遅く感じる。

そう考えると、昔と比べていろんなものの速度が上がってきているにもかかわらず、身体が感じる速度は上がらずに逆に遅いと感じるようになってきているのかもしれない。そしてさらに速いものを求めて、しばらくしてそれに慣れて、さらにまた速いものを求める。

そろそろ身体の速度感覚を見直してみてもいいのかもしれない。