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このブログの「NZの国旗変更の国民投票 第二回」でも書いたけれど、3月にニュージーランドで国旗変更の2回目の国民投票が行われた。

そして、昨日最終結果が発表された。

新しい国旗候補に投票した数が、921,876 票。

今までの国旗に投票した数が、1,208,702 票。

国旗は変更されないことになった。

総投票数2,140,895票の割合で言えば、新しい国旗が43.2%、現在の国旗が56.6%だから、僅差というほど競ってはいないけれど、圧倒的というほど勝ってもいない。第一回目の国民投票で新しい国旗のデザインが他の候補になっていたら、ひょっとしたら国旗が変更になっていたかもしれない、と思わせるくらいの差だと思う。

第二回目の投票率は67.8%だった。

「やっぱり」とか「残念だ」とか、いろんな意見もあるようだし、「いつかもう一回やろう」という声もすでにあるようだ。

この国旗変更の国民投票二回を終えて思ったのは、国旗は、デザインだけではなく、その国民としてのアイデンティティーとして選ぶ、ということだ。こっちのデザインのほうがかっこいいとか、このデザインはこんな意味を表している、ということももちろん大切なのだけれど、ニュージーランドのアイデンティティとしての国旗を変えるのか、変えないのか、という視点もとても大切だ。

ニュージーランドのある政治家が、国籍を持たない永住者は、今回の国民投票に参加するべきではない、という趣旨の発言をしていたけれど、「国民のアイデンティティーとしての国旗を選ぶ」という意味で言えば、その発言も理解できる。

また、ユニオンジャックが入っている国旗はもうやめよう、という意見もあったけれど、例えばイングランドからの移民やイングランド移民の子孫の人達と、コモンウェルス以外の米国やアジアなどの国からの移民やその子孫達とでは、ユニオンジャックに対する考え方も違うだろう。

また、年齢や住んでいる地域などによっても、国旗に対する考え方に違いがあるかもしれない。

国旗変更の国民投票を通して、国、国民、アイデンティティーなどについても、考えるきっかけとなった。