知らない他人の言葉で決める

今は、情報があふれている時代だ。

何かを決断するとき、たとえ小さなことでも、人生の大きな決断でも、必ず情報が必要だ。その情報がネットを使えば簡単に手に入る。

だから、何かを決断するときにはついつい、ネットにあふれる情報を収集し、それをもとに決断をする。それがたとえ人生の大きな決断だとしても。

でも、ネットで検索をしても、自分が求めている情報に100%マッチした情報が真っ先に現れるとは限らない。また、検索結果の上位に上がってくる情報には、ひょっとしたら、間違った情報も含まれているかもしれないし、必要な情報が全て入っていないこともある。

そして、ネットでネガティブな情報に接してしまうと、どうしてもそれに引っ張られる。以前にもこのブログでも書いたかもしれないけれど、ネガティブな言葉は大きな力を持っている。一度ネガティブな一つの言葉に接したら、それを否定するポジティブな言葉を十個持ってこないと、結果的にネガティブな言葉が勝ってしまう。

そして、情報の出所がはっきりしないものも多い。匿名のどこの誰かもわからない人が書き込んだ一言。それが自分が探していた情報に近い場合、どうしてもその情報が頭に残る。でも、どこの誰かもわからない人の情報は、真偽もあやふやだし、全くの主観でしかないことも多い。

例えば、弊社に留学のお問い合わせをたくさん頂く中には、「~ということを聞きました」とか「知り合いが○○と言っています」と書いていらっしゃる方もいるけれど、毎日毎日留学エージェントの仕事を十年以上やっている我々が聞くと、少しクエスチョンマークがつくような情報もある。例えば、昔はそんなこともあったけれど今は全く違う、とか、一つの視点から見ればそうとも言えるけれど総合的には偏った情報だ、とか、ある人には当てはまるけれど違う人には全く当てはまらない、などという情報もたくさんある。

何かを決断しようとするときには、できるだけ他人の主観的な情報を使うことは避けるのがいいだろう。少なくとも、そういった情報をもとに大きな決断をするのはリスクが大きい。ネットにはたくさんの情報があふれているけれど、その中で、正確で新しく客観的な情報だけを集めて、自分の決断に利用するべきだろう。

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