コロナの外に出る

新型コロナウイルスの感染拡大が世界中に広まって2ヶ月以上が経つ。

日本でもニュージーランドでも、テレビをつけてもネットを見ても、コロナ一色だ。

家族でも、職場でも、友達との会話も、そのほとんどが新型コロナウイルスの 話だという方も多いだろう。

こんな時はやはり一度、そこから抜け出してみるのがいいだろう。

それは、家族や友達と話をする時に新型コロナウイルス以外の話をするだけではなくて、もっと根本的なところから、抜け出すことを考える。

世界中の、膨大な情報に影響されず、目の前の雰囲気に流されず、一人、少し離れたところから、この今の世界全体を眺めてみる。今のこのコロナ一色の情報、この世界の雰囲気の中に身を置くのではなく、その外に出てみる。

たとえば、自分は今、その世界の中にいるのではないと一旦考えてみる。周りの雰囲気、空気、情報からの影響をできるだけ排除してみる。これは過去のもの、別の場所のものだとイメージしてみる。

そうやって一度外に出てみると、コロナウイルスの情報を目にしたとしても、少し違うとらえ方ができるだろうし、いろんなことを見聞きした時の自分の気分に与える影響も違うだろう。

今回に限らず、もし、自分が所属している社会や世界の情報や雰囲気が、一つの色に染まっていたり、ある方向に強い力で流れていると感じた時は、 そこから一歩抜け出して、少し高いところから全体を眺めてみる。そうすることで、自分のこれからの行動が見えてくることがあるだろうし、自分が所属している社会や世界が今どうなっているのか、どこに向かっているのかも、もしかしたら少しはわかるかもしれない。

コロナウイルスの感染拡大が収束した後、また同じように、社会や世界全体がひとつの特別な雰囲気に包まれたり、ひとつの方向に大きく流れていったりすることがあるかもしれない。そんな時に、そこから抜け出して、外側から、しかも少し視点を高くして全体を眺めることができるなら、何か違うものが見えてくるだろう。

具体的に何をどうすればいいのか上手く言えないけれど 、今だからこそ、そういうことを試してみてもいいのではないかと思う。

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