情報が多過ぎると決められない
留学に行くかどうか、たとえ短期留学であっても、人生の大きな決断だ。そして、留学をスタートさせた後も、何かを決めなければならない場面はたくさんある。
留学中英語力をどの程度まで伸ばすのか、語学学校を延長するかどうか、ステイ先を変更するのか、また、留学後に何をするのか、そのために留学中何を勉強するのか、どんな資格を取るのか、選択科目を何にするか。長期の高校留学生だったら、日本の大学を受験するのか、どの大学を何校受けるのか、受験のために日本にいつ帰るのか、ニュージーランドの高校の単位をどれくらい取るのか、スクールホリデー期間中はどのように過ごすのか、など、いろんな可能性いろんな選択肢の中から一つを選んで、それを実行していく場面は、留学中にもたくさんある。
どうすればいいのか。何を選べばいいのか。決めるためには、情報が必要だ。今は、ネットを使えば、誰かの体験談や意見、客観的な情報をたくさん得ることができる。
だから、ついついいろんな情報をできるだけたくさん集めようとしてしまう。すると、集めた情報の中には、全く反対の体験談や意見があったり、第二次情報、第三次情報などもたくさん含まれることになる。そうしてネットで集めたあり余るほどの情報を眺めていると、自分は何を選べばいいのかわからなくなって、結局何も決められない。
決められないと今度は、それまでに集めた情報をほとんど全て無視して、自分の感覚、感情、直感、希望、などをもとに決めようとする。あるいは、何となく心に引っかかった情報だけに従って、大切な決断を下そうとする。そして、おそらくその決断は、最もいい選択とは言えない。
留学中、何かを決めなければならない時。いろんな可能性、いろんな選択肢から一つを選んで、それを実行していかなければならない時。あまりにも情報がたくさんあると、結局何も決められない。
ある程度の情報が集まった時点で、決断を下すことも大切だ。そして、自分はそれに対して、決断をいつ下すのか、どの程度の情報を使って決断するのか、ということを決めるのが大きな決断を下す前には大切なのだ。
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