EFTPOS
長期の留学生たちは、ニュージーランド国内に自分の銀行口座を作る。
口座を作ったらキャッシュカードも各自で持つことになるのだけれど、ニュージーランドでは、銀行のキャッシュカードを使ってほとんどのお店で買い物ができる。これを、EFTPOS(Electronic Funds Transfer at Point Of Sale)という。
例えば、ロトルアのあるお店で買い物をしたら、レジでEFTPOSで払いたい、と申し出る。そうすると、クレジットカードで支払うときと同じマシンを使って、キャッシュレスで支払いができる。ニュージーランドの人たちは、たとええ5ドル程度のものでも、現金ではなくてカードで支払うことも多いので、小額の買い物でも躊躇なくカードを使うことができる。
クレジットカードと大きく異なる点は、買い物をする時点で口座にお金がないと引き落としができずエラーとなって、買い物ができないことだ。だから、口座の残高以上に買い物をして後で請求が来る、などということはない。
また、多額の現金を持ち歩く必要がないので、若い留学生たちにとっても安心だ。
そして、カードで払うと、どこでいくら使ったのかを、インターネットバンキングなどで確認ができることも利点だ。だから、家計簿をつけるのにも便利だし、きちんと管理すれば無駄遣いも多少は減らすことができるかもしれない。
ニュージーランドでEFTPOSが本格的に利用され始めたのは、1989年のことらしい。私が移住してきた1997年には多くの店ですでに使うことができたが、当時はまだマクドナルドのハンバーガーショップでは使うことができなかった。その後98年か99年だったと思うけれど、マクドナルド全店で利用が可能になって、マクドナルドの店に、「エフトポスが使えるようになりました!」と大きな垂れ幕が下がっていたのを覚えている。
エフトポスで買い物をすると、一回につき少しの手数料が取られるのだが、例えばANZ銀行の学生用の口座を持っている人なら、何回買い物をしても手数料は無料なのも、留学生たちにとってはすごくいい。
弊社では、1年間から数年間の長期の留学生が比較的多いので、ほとんどの留学生は現地口座を持っているけれど、半年など短い期間の滞在の場合は、新規で現地口座が作れないことがあるので注意が必要だ。
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