強い言葉があふれている

2021年4月20日 2024年8月5日

UenoT

ネットを眺めていると、個人でも企業でも、使う言葉が以前よりも強くなっているように感じる。

ネットではタイトルだけざっと見る人も多いし、最初に強烈な印象を与えてキャッチすることが大切だったりするから、どこにでもある穏やかな言葉を使っていると、その内容はだれの目にも触れることができない。

でも、タイトルにつられて中身や続きを読んでみると、あまり内容がないものだったり、タイトルとは違うことが書いてあったりする。そしてその内容にも、強い言葉がちりばめられている。

強い言葉を使うと、読んだ人の感情をその瞬間は揺さぶることはできるかもしれない。けれど、内容がないものは、結局それだけに終わって、人を動かすことはできない。

もちろん、人は感情で動くから、感情に訴えることは必要だ。でも、本当に人を動かそうと思えば、一瞬の情動だけではなく、もっと深いところで心を動かす必要があると思うし、それに加えて、内容もしっかりとしていることが求められる。そのためには、丁寧に言葉を置いていくことが大切だと思う。

強い言葉が氾濫し、一瞬の情動を動かすテクニックが浸透し、それにだんだん慣れてきて、さらにエスカレートする。そして、強烈で一瞬の情動にだけ訴えかける薄っぺらい言葉ばかりが、スマホやパソコンの画面に並ぶ。

そんなネットの言葉の数々に、嫌気がさしている人も多いのではないだろうか。

強い言葉を使わなくても、一瞬の情動だけに働きかけなくても、人の心を深いところでつかむ。そんな言葉を数多くネットで目にすることができるようになればいいのにと思う。

+++++++++++++++++++++++++++
SNSやブログでも
最新の学校情報やラグビー情報
NZ情報などを発信しています！！

キックオフNZのSNS