ニュージーランド現地無料留学エージェント

今日は2020年12月11日金曜日。今年も後20日となった。

毎年12月になるとその年を振り返る方も多いだろう。そして今年は、いつもと違う年だったと世界中の人が思う。

1月ころはまだ新型コロナウイルスの感染についてはあまり大きく報道されていなかったし、2月頃になってトップニュースに取り上げられるようになってからも、それが自分の生活に直接関係があると考える人は少なかった。ましてや、2020年が終わるころになってもその影響がまだ大きく続いていると考えていた人は、おそらくいなかっただろう。

ニュージーランドでは、3月26日からロックダウンにはいり、アラートレベルが最高のLevel 4 になって、学校も休校で、エッセンシャルビジネス以外は休業し、日常生活に必要な買い物に行く以外は原則全ての人が家にいる、ステイホームの状態になった。

このときは、みんな「これからどうなるのだろう」と大きな不安を抱いていた。

でも、4月28日にはアラートレベルがLevel 3に下げられ、さらに5月14日にはLevel 2になって学校も再開、そして、6月9日にはLevel 1になり、ほぼ通常の生活に戻った。

ただ、8月11日にそれまで100日間以上連続ゼロだった市中感染が確認され、オークランドのアラートレベルがLevel 3、それ以外の地域がLevel 2に再び引き上げられたこともあったけれど、迅速かつ厳しい政府の規制が功を奏し、8月31日には全国でLevel 2になり、10月8日には全ての地域でLevel 1に引き下げられ、また普通の日常生活が戻った。それから今日までずっと全国全てLevel 1 だ。

ニュージーランドは世界の中でも最も新型コロナウイルスの感染拡大を押さえ込んだ国だろうし、2020年が終わろうとしている現在、世界中で最も安心して暮らせる国の一つだと思う。

たとえば、弊社のオフィスのあるロトルアでは、11月や12月に行われる学校行事のプライズギビングでも、例年通りに講堂に生徒や父兄が集まり、例年通りに座り、誰もマスクをせず、例年通りに式典が行われ、そして人がぎっしり入った講堂で生徒達が渾身のハカをした。そこには、新型コロナウイルスの感染の心配はまったくなかった。

普段の生活では、各お店に入るときには、コンタクトトレーシングのQRコードを読みとるけれど、先日のブラックフライデーセールのときでも、店の中はソーシャルディスタンスも不要で、マスクをしている人もいない、全くの普段通りのセールの風景だった。

ニュージーランドで暮らしている人たちが今年を振り返ると、3月から6月は大変だったけれど、それ以降はほぼ安心して暮らせた日々だったと思うだろう。

でも、現在でも入国は厳しく制限されている。国籍や永住権保持者、そして就労ビザや学生ビザ保持者の一部が入国を認められているけれど、以前のようにだれでも留学や観光で入国できる状態ではない。

ただ、ワクチンの接種が始まった国もでてきたので、これからの状況によっては、入国制限の緩和もそう遠くないのかもしれない。

この新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、今年は生活が大きく変わった人もいるだろう。3月ころからずっと在宅勤務だという人もいるだろうし、仕事や学校が終わった後の時間の使い方が変わった人もいるだろう。また、Zoom などのオンラインミーティングが増えて、今までよりも移動が極端に減った人もいるかもしれない。

また、海外留学や海外出張、海外移住などを計画していたけれど実行できなかった人もいるだろうし、家族や友達が海外にいて会いたいけれど会えないという人もいるだろう。

今年はやはり、移動が大きく制限された年だった。それも世界中で同じように制限されたから、誰もがいつもよりも移動距離や移動時間が減っただろう。それが今年だけではなく、新型コロナウイルスの感染拡大が収まってからの生活にも、影響を与えることも予想される。

でも、こんな年でも、うれしいことがあった人も多いだろうし、誰かと楽しい時間を過ごした人もいるだろう。また、人生の節目で幸せなことがあった人もいるだろうし、こんな年だったからこそ思いがけずにいいことがあったという人も、もしかするといるかもしれない。

今年は、世界的に多くの人に影響を与えた新型コロナウイルスの感染拡大の一年だったし、それによってうまくいかなかったり、悩んだり、落ち込んだり、大きなダメージを受けた人もいるだろう。

でも、一年を振り返った後は、今度は来年のことを考える番だ。今年があまりよくない年だったひとも、いい年だった人も、来年はきっとたくさん笑って、楽しいことがあって、幸せな一年になると思う。世界中の人がみんな、今年よりも笑顔で幸せでいられる一年になることを、心から願っている。

今年のこのブログは今日で終わりです。いつもご覧いただきありがとうございます。2008年2月から書き始めたこのブログも、今日で13年間無事に終えることができました。これも、いつもご覧いただき応援してくださるみなさまのおかげです。ほんとうにありがとうございます。

来年はこのブログも14年目に入ります。また1月末ころから書いていこうと思っています。これからもどうぞよろしくお願いいたします。