昔の留学生が訪ねてきてくれた
先日、以前の留学生のご家族からメールをいただいた。
「今度ニュージーランドに家族で行くのでぜひお目にかかりたい」という内容だった。
その留学生は、2016年から3年間、ロトルアボーイズハイスクールで長期の高校留学をしたあと、ニュージーランドのダニーデンにあるオタゴ大学に進学した。大学卒業後は、オークランドで仕事をしていたけれど、キャリアアップの転職をして、今はハミルトンで暮らしている。
高校留学中は寮に滞在し、サッカー部のキャプテンをしたり、ハウスキャプテンのプリフェクトに選ばれたり、ボランティア活動をしたりしていた。また、ダンスやコーラスにも参加して、とても忙しい留学生活を送っていた。
我々が彼に会って話をするときには、彼があまりにも忙しすぎて、なかなか会う時間が取れないくらいだった。
もちろん学業もよく頑張って、Year 13のときにはUniversity Entrance の単位をすべて取得し、オタゴ大学に進学した。大学では、特に初年度はなにかと苦労もしたようだけれど、自分の好きな勉強で学位を取って、卒業後すぐにニュージーランドで仕事も見つけた。
ご家族と一緒に高校留学後の彼の生活についていろいろと話を聞いた。大学留学中はCovid-19の時期と重なったこともあり、今の生活とはまた少し違う大学生活だったようだけれど、勉強も遊びも大いに楽しんで、単位取得もしっかりとこなしていたとのことだ。
日本のご家族が今回ニュージーランドに滞在中は、「彼がすべて通訳や案内、そしてできるだけの支払いもしてくれるんです」と親御さんが嬉しそうに話していた。
高校留学後に大学進学して、そこから仕事も自分で探して、転職してキャリアアップもして、自分でお金を稼いで、日本のご家族がニュージーランドに来たときにすべて面倒を見る。
すごいと思う。親御さんにとっては自慢の息子さんだと思う。
もし、高校留学していなかったら全く別の人生だっただろう。どちらの人生がいいということは判断できないし、そんな基準では考えることはしない。けれど、彼自身と親御さんの高校留学の決断と実行、そして大学留学は、彼の人生を大きく変えたし、その結果今の彼は家族にとって自慢の家族だということは事実だ。
人には言わないしんどいこともたくさんあっただろうし、相当がんばったのだとも思う。
でも、それがここに来てすばらしい結果を出している。
彼の高校留学については、留学体験談も書いてもらっているので、ぜひ一度御覧ください。
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