NZは事実上のコロナ収束宣言

昨日、2022年9月12日に、NZ首相が、新型コロナウイルスの、NZ国内および入国に関する制限の緩和について、アナウンスをしました。

主な内容は以下の5つです。

1.2020年3月以降NZ国内で実施してきた、現状のトラフィックライトシステムを含む、Covid-19 Protection Framework は、2022年9月12日午後11時59分をもって終了。

2.医療関係施設や高齢者施設などを除き、屋内屋外ともにマスク着用義務の撤廃。

3.Covid-19の検査で陽性が確認された人は引き続き7日間の自主隔離。同居人の自主隔離義務は撤廃。同居人はRATs検査を毎日受検。

4.9月26日以降、全ての職種でのワクチン接種義務撤廃。

5.2022年9月12日午後11時59分以降、ニュージーランドに海外から入国する人のワクチン接種義務の撤廃。入国後の2回のRATs検査は義務ではなく推奨。

今回のNZ首相のアナウンスで、2020年3月から約2年半続いてきた、「NZ国内の行動制限」がほぼ撤廃され、NZ国内の普段の生活が、ほぼ、コロナ前の生活に戻ります。

また、海外からニュージーランドに入国するほとんどの人たちに求められていたワクチン接種義務が撤廃されることにより、「海外からの入国制限」もほぼ全てなくなります。

昨日の政府のアナウンスの内容は、ニュージーランドのCovid-19の事実上の収束宣言と言えると思います。

NZ国内で留学を続けている留学生たちも、旅行者も、もちろんニュージーランドで暮らしている人たちも、今日からコロナ前とほぼ同じ生活を送ることができます。

しかしながら、政府が決めた規制がほぼなくなったからと言って、Covid-19自体もそれに伴って消えてしまうわけではなく、現在も新規感染確認者数が毎日1,000名前後発表されていますし、現在の全国の入院者数も250名程度となっています。

従って、引き続き、たとえばインフルエンザに対処するように、各自でCovid-19の感染対策を行う必要はまだあります。

たとえば、マスク着用義務はなくなりましたが、各自の判断でマスクを着けてもかまいませんし、体調が悪い時には、学校や仕事を休むことも必要です。

学校や職場では、あるいはイベントやそのときの状況によっては、マスクの着用がそこにいる人たちに求められることもあるかもしれません。

これは、政府がルールを決めて人々がそれに従うというフェーズが終わり、今後は、各自で自分の健康管理、感染対策をきちんと行うことが求められるフェーズに入ったとも言えます。

留学生たちも、今後は、自分でそのときの状況や自分の体調を考えて、対策をきちんと行っていくことが必要です。

また、事実上の終息宣言が出された後でも、かつ感染対策をきちんとしていても、Covid-19に感染することも予想されますが、感染すること自体は全く悪いことではありません。

ニュージーランドで留学中のみなさんがCovid-19が疑われる症状が出た場合には、各自で検査を実施し、外出はせず、すぐにしかるべき機関、あるいはステイ先、弊社などに連絡をしてください。

昨日のNZ政府からのCovid-19に関するアナウンスは、この2年半でも最も明るいポジティブな内容だったと言えます。それは、これからのニュージーランドでの人々の生活にも大きな影響を与えるでしょう。

来年以降ニュージーランド留学をお考えのみなさま。入国制限も、国内の制限もほぼなくなったニュージーランドに、ぜひ留学にいらしてください。お待ちしています。

A new phase in our Covid 19 response: PM Jacinda Ardern announces end to traffic light system
https://www.nzherald.co.nz/nz/a-new-phase-in-our-covid-19-response-pm-jacinda-ardern-announces-end-to-traffic-light-system/GNOMDTDO4ZFDOOLBM4L4Q4O3UM/

The next phase of our COVID-19 response
https://covid19.govt.nz/next-phase-of-our-covid-19-response/

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