NZのワクチン接種も進んでいる
先日弊社のインスタでも少し書いたけれど、ニュージーランドでも、新型コロナウイルスに対するワクチン接種が進んでいる。
ニュージーランドのワクチン接種は、16歳以上でニュージーランドに滞在している人が対象で、無料で接種できる。ニュージーランド国民でなくてもニュージーランドにいれば対象となるので、日本からの留学生も16歳以上なら接種可能だ。もちろん無料だ。
ただ義務ではないので、接種しないという選択ももちろんできる。
対象者を4つのグループに分け、5月からはグループ3がスタートし、7月からは、最後のグループ4の接種が始まる。ニュージーランド政府によると、今年中には、ニュージーランド全土で対象者の接種を終える予定だ。
人口約7万人の国際観光都市ロトルアで接種した、グループ3の人に聞いてみた。
対象者は、DHB(District Health Board)と呼ばれる各地域の保険局や、職場から連絡があるので、その後、個人で電話やメールなどでDHBに連絡をして接種の予約をとる。原則として居住地のDHBが管轄する接種会場で受けるけれど、職場と居住地が異なる場合などは、変更も可能なようだ。
予約日の前日には、テキストメッセージなどで予約の確認連絡が入る。
予約時間に接種会場に行き、入口でCovide Tracing アプリでQRコードを読み取り、手の消毒を行う。
まずは入口で係の人に名前を確認され、予約名簿と照合。その後、オンラインでNHI(National Health Index)と呼ばれる個人に与えられた番号を確認。確認できたら、名前などが記入された接種記録カードが渡される。このカードが、接種を1回でも終えた人が持つ Covid-19 Vaccine Record Card(ワクチン接種記録証)となる。
接種記録証を持って待合コーナーで待って、会場に着いた順番に接種を行う。
ニュージーランドはコロナフリーカントリーだから、待合場所でもフィジカルディスタンスは不要だし、マスクもしていない。
ロトルアの接種会場内には接種ブースが10か所ほどあって、各ブースにナースが一人ずついる。
ブース内に入ると、ナースが自分の名前を言ったあとに「何か質問はありますか?」と聞くので、聞きたいことがあればこのタイミングでナースに聞くことができる。問診票などはない。
ブースに入ってから接種を終えてブースを出るまでは、約5分から7分程度。
接種を終えてブースを出ると、待機場所で15分間待機する。待機場所ではおおよそ接種した順番に座らされる。その間に、3週間後の2回目の接種の予約をとる。予約はオンラインで入力されると同時に、ワクチン接種記録証に記載されその場で返却される。
15分程度経ったら係の人から名前を呼ばれて、体調など問題がなければ会場を出ることができる。
接種した人によると、朝8:50に予約をしていて8:45頃会場に到着、8:55頃には接種を受け、15分間の待機後、9:15には会場をでることができたとのことだ。会場到着から接種を終えて出るまで約30分だ。
システマチックにコンピュータ管理されているので、待ち時間もほとんどなく、スムーズに接種することができたようだ。
ロトルアの接種会場は現在1か所だけだが、中にブースが10個あり、一人10分もかからず接種が終わるので、1時間当たり80~100人程度は接種できる計算だ。
1日6時間、週5日間稼働しているので、計算上は、一日あたり600人前後、1週間で3000人前後は接種できる。
ロトルアの人口は7万人程度だから、16歳以上の接種は、時間がかかっても、10月末くらいまでには終わるのではないだろうか。
ニュージーランド滞在者のうち、ある程度がワクチン接種を終えたら、ニュージーランドの入国制限も緩和されるかもしれない。今後の全国的なワクチン接種の進み具合に注目が集まる。
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