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昨日のこのブログ 「NZへの新たな入国のルールについて」で、

「人々の恐怖の感情をわざとあおるような情報を流しているところもあるようだ」が、「こういう時こそ、できるだけパニックにならずに、冷静に、正確で最新の情報を集めて、それをもとに、一人一人が自分で考えて判断して行動することが強く求められていると、私は思う 。」

と書いた。

人間は感情の生き物だから、何かを見たり聞いたり触れたりすると、まず最初に感情が反応する 。それはそれで構わないと思うし、そこを最初からコントロールするのは難しい。

でも、その反応した感情にそのまま従って何かを判断して行動してしまうのは、特に、感情をあおるような文言や、センセーショナルな言葉、写真、動画などが SNS やテレビなどに氾濫している時には、やはり避けなければならないと思う 。

でも、今は見るもの聞くものあらゆる情報が、センセーショナルで、感情に訴えかけてくる 。そしてどうしてもそれに流されてしまって、精神的にしんどくなって、疲れて、混乱し、なにを信じて、どう判断すればいいのかわからなくなる。

こういう状況でパニックにならず、冷静にきちんと情報を集めて、自分で判断して考えて行動することは、なかなか難しい。

それは普段からそういう態度で生活をしていないことも大きいだろう。

私もそうだけど、センセーショナルな文言や写真動画を見ると、どうしても感情が引っ張られる。今でもそうだ。

こういう時に、冷静に、自分できちんと考えて判断して行動するためには、やはり、普段からの経験と、そして意識的な訓練が必要だろう 。

だからそれは一朝一夕には身につかない。特に歳をとってからだと、身に付けることは難しい。

弊社ではいつも言っているけれど、中学高校留学生達には、自分で考えて判断して行動する態度を身につけてほしいと思っている。 それは何か日常と違う出来事が起こった時、そして人々の感情をあおるような様々な情報が氾濫する中で、それでもパニックにならず、冷静に考えて判断して行動する。そういうことができるようになってほしいと考えているのも理由の一つだ。

留学生活で、そのための経験と、そして訓練をする時間を、是非意識的に作ってほしい。