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2020年3月14日土曜日、ニュージーランド政府はニュージーランドに入国する時のルールを新たに発表した。

それによると 3月16日月曜日から、ニュージーランドに入国するすべての人は入国後14日間の自主隔離が求められる 。(一部の国からを除く)

この発表時点では、ニュージーランドで新型コロナウイルスに感染が確認された人はわずか6人 。その状況を考えても、世界的にもかなり厳しい入国のルールだと言われている 。

1月から始まった新型コロナウイルスの世界中への広がりは、ここに来て人々をパニックにさせているように感じる 。確かにコロナウイルスは未知のウイルスと呼ばれ、自分や家族が感染するかもしれないし、既にそれぞれの生活にも影響が出始めているので、恐怖を感じる方も多いだろう 。

そして、インターネットやメディアの中には、そういう人々の恐怖の感情をわざとあおるような情報を流しているところもあるようだ 。「パニック!」とか「大混乱!」とか「とうとうここもこうなった!」などの文言は要注意だ。事実はどうであれ、それを見た後に人々は、パニックになったり、混乱したり、恐怖をおぼえたりする。

こういう時こそ、できるだけパニックにならずに、冷静に、正確で最新の情報を集めて、それをもとに、一人一人が自分で考えて判断して行動することが強く求められていると、私は思う 。

新型コロナウイルスは目に見えないし、人間が完全にコントロールできるものではない。だから怖い。でもいたずらに怖い怖いとパニックになっていたら、正確な判断と正しい行動はできないだろう。

もちろん今後どのようになっていくのかを予想するのは難しい。でも今、目の前にある正確で最新の情報を使って、自分でよく考えて判断すれば、今日一日は最善の行動をとることができると思う 。それが今やるべきことだろう。

ニュージーランドは、感染確認者がわずか6人だったにもかかわらず、他の国よりも厳しい入国時のルールを定めた。でもだからといって、私が暮らしている ロトルアの今日の生活は、昨日とまったく同じだ。

児童や生徒たちは朝から学校に行ったし、みんな先週と同じように働きに行く。スーパーマーケットではトイレットペーパーもまだまだたくさんあるし、もちろん食料は十分棚に並んでいる。

もしかするとこれから状況は変化していくのかもしれない。でも、もしこうなったらどうしようなどといたずらに恐怖心を駆り立てるようなことはせずに、今、目の前で何が起こってるのか、どういう情報が正確で最新かということをきちんと把握しながら、毎日の生活を送っていくことが、我々にできることだと思う。

INZ response to the Covid-19 (Novel Coronavirus)Updated Sunday, 15 March 2020 at 9:30am