ワークライフバランスはもう古い?
ワークライフバランスという言葉が一時流行ったけれど、最近は日本でも働き方改革が実施されるようになって、また注目されているようだ。
ウィキペディアによると
「「仕事と生活の調和」と訳され、「国民一人ひとりがやりがいや充実感を持ちながら働き、仕事上の責任を果たすとともに、家庭や地域生活などにおいても、子育て期、中高年期といった人生の各段階に応じて多様な生き方が選択・実現できる」ことを指す。」
となっている
この説明には 少し違和感があるけれど、簡単に言えば 、仕事とそれ以外のことを生活の中でバランスをとってやっていきましょう、ということなのだと思う。
ただこれは単に、一日24時間の中で仕事とそれ以外の時間の割合 のことを言っているのではなく、 仕事をする場所とそれ以外の場所を分けましょうと言っているのでもないだろう。
これは簡単に言うと結局は、人それぞれがどんな人生を送るのか、毎日毎日どんな生活を送るのかを、ちゃんと考えましょう、ということだと思う。
そうであるならば、ワークライフバランスという言葉自体が正確さを欠くように思う。
ほんとうの意味するところは、仕事とそれ以外の生活という二つの対立したものがあるのではなくて、人生とか生活とかの中に、仕事も含めていろんなことがあって、それに対して、自分がどれだけの時間とエネルギーを使うのか、それを考えましょう、ということだ。
だとすると、ワークライフバランスというよりも、もう、ライフライフバランスと言った方が近いのかもしれない。自分の人生や自分の生活の中で、何をどう位置づけ、何をどうやって行くのか。根本的にそういうことを、仕事も含めて考えましょう、ということだ。
だから、これからの人生や生活を考える時には、仕事はどうするのかということから始めるのではなくて、まずは人生をどうするのか、毎日の生活をどうするのかというところから始めて、 その中で、収入をどうやって得ていくのかを考える、そんな順番がいいのではないかと思う。
それがライフライフバランスだろう。
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