脳の違う部分を刺激する
何か趣味を持つことはいいことだ、といろんな人が言う。
1日24時間、1週間7日間、1年365日。これはすべての人に与えられた限られた平等な時間だ。その時間に何をするのかはそれぞれの人が決める。
その時間に、何か趣味を入れると、何がいいというのだろうか。
趣味は人間の脳の違う部分を刺激すると私は思う。
例えば音楽を聴くとき、絵画を見るとき、本を読むとき、エクササイズをする時、スポーツを観戦するとき、旅行に行くとき、ゲームをする時、それぞれ違う脳の部分を刺激するように思う。
朝から夜まで仕事や勉強をしていると、ほとんど脳の同じ部分を使っている。だから、趣味の時間に、脳の違う部分を刺激してやる。それがいいのだと思う。
脳の違う部分を刺激すると、違う感情や違う考えが沸いてきたり、違うイメージや違うものが見えてきたりすることがある。それが単調になりがちな生活に変化を与える。
それが趣味を持ついいことの一つだろう。
その違う感情や違う考え、違うイメージや違う景色は、仕事や勉強にもプラスの影響を与えるだろう。
だから、ずっと同じ仕事を1日中、1年中やり続けていたり、ずっと勉強ばかりしていたりすると、感情や考え、イメージや目に見える景色が広がらない。
そう考えると、何か趣味を持つのなら、普段仕事や勉強で使わない脳の部分を使うものがいいのだろう。文字を読んだり書いたりする仕事の人は、読書ではなく音楽や絵画を趣味にする。逆にずっと身体を動かしている人は、座って集中するような趣味を持つ。
そうすることで、何か違う感情や考え、イメージや景色が見えてくるかもしれない。
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