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今年の日本の夏はかなり暑かった。

2年後の東京オリンピック・パラリンピック開催もあり、夏の熱中症対策に関しても、大きなニュースになっていたようだ。

もう20年以上前になるけれど、私が日本で暮らしていた頃の夏の気温は、せいぜい30度を超える程度で、体温を超えるような気温はおそらくほとんどなかったと思う。でも今年は、40度を超える地域もいくつかあったようだ。

それに伴って、屋外屋内を問わず、夏の間のスポーツやアクティビティ、イベントでの熱中症などの健康に対する対策を、実施する団体で考えなければならなくなった。

中には、7月末に実施予定だった子ども対象のラグビーのイベントの実施を見送ったという情報も目にしたけれど、それは英断だったと思うし、個人的にもその判断を支持したい。

今まで何も問題なかったという経験や、参加者やスポンサーからの要望を考えると、夏のスポーツやアクティビティ、イベントを中止するという判断は、なかなか難しいだろう。ふたを開けてみると当日気温が下がって実施しても問題なかった、という批判がでることも考えられるし、それが唯一あるいは最後の経験になった、という参加予定者もいるだろう。

いろいろと考えると、予定通り実施するのが無難な判断のように思えてしまう。

でも、40度近い気温であれば、過去の経験は一旦脇に置いて、その条件でスポーツやアクティビティ、イベントを実施するかどうか、慎重に判断をすることが求められるだろう。

今年は、それぞれの現場で状況を見ながら判断された方々も多かったようだけれど、この気温が毎年続けば、もっと上のレベルで、判断基準を作ることも必要になってくる。

そろそろ夏が終わる頃だろうけれど、スポーツやアクティビティ、イベントにかかわる方々は、来年の夏の実施基準について、今から考えなければならない。

そんなことを考えていると、やはり、自然環境の面でも、日本はこの20年ほどで大きく変わってきたのがわかる。