信用するということ

このブログで以前にも書いたかもしれないけれど、ニュージーランドに移住してしばらくしたころ、ある人にReference Letter を書いてもらおうとお願いをしたことがある。

Reference Letter は日本で言うと推薦状のようなもので、就職や進学、その他新しく何かを始めたり、どこかの組織に入ったり、一緒に仕事をしたりする時に、その人を推薦、保証する手紙のことだ。場合によっては、Reference Letter の提出が求められることもあるし、求められなくても提出することもある。

私はある企業の社長にお願いをした。その方が私に渡してくださった手紙には、会社のLetter Head がある公式の書類の下に、その方の名前とサインがしてある手紙だった。真ん中は白紙のままだ。しかも同じ手紙が3枚。

私が驚いていると「なんでも自分で書いて、その紙に印刷して、どこにでも出してください」とおっしゃった。

「これでは、私がなんでも書けることになってしまいます。」と申し上げると、その方は「そんな無茶は書かないだろう?」と私の目を見ておっしゃった。

公式な用紙にサインをしただけの書類。そこになんでも書いてどこにでも出していいと渡された書類。

人間そこまで信用されると、うれしいと同時にとても重い。人を本当に信用するということは、それを行動であらわすということは、こういうことなんだ、とその方から学んだ瞬間だった。

もちろん、手紙の内容は事前にお伝えし、印刷した手紙のコピーもお送りし、提出先と結果も後でお知らせをした。

20年ほど前のことだけれど、私の人生を変えるできごとの一つだった。

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