ニュージーランド現地無料留学エージェント

先日レストランに行ってランチを食べた。

お店の雰囲気もよくて、食事も美味しく、値段もリーズナブルだった。

ただ一つだけ少し気になったのが、働いている人達があまり楽しそうではなかったことだ。オープンキッチンのカウンターに座ったので、キッチンの中の人も見えたし、フロントの人達も当然見えた。食事が出てくるまで何気なく働いているスタッフを見ていたけれど、どの人も表情が明るくなく、お互いにコミュニケーションを取るわけでもなく、仕事を楽しんでいるようには私には感じられなかった。

もしかしたら、無駄な会話はできるだけせずに、淡々と仕事に集中していたのかもしれない。心の中では楽しみながら仕事をしていたけれど、それを表情や動作に出していなかっただけなのかもしれない。

でも、仕事でも何でもそうだけれど、楽しそうにしている人はなんとなくわかるものだ。逆に、嫌々やっている人からも、その雰囲気が伝わってくる。

ニュージーランドのラグビーのコーチは、試合前に「Enjoy!」と選手達に声をかけることが多い。特に年齢の低いプレーヤー達には、楽しむことを優先させる。

だから、ラグビーボーイズやラグビーガールズがラグビーを楽しむことが最優先で、もし嫌々やっているのなら、それは何かが間違っている、と考える。

それはおそらくラグビーに限らずどんなスポーツでも同じだろうし、仕事でも、勉強でも、留学でも、同じだろう。

「何を言ってるのだ。スポーツでも勉強でも仕事でも、最初から最後まで楽しいなんてことはあり得ない。嫌なときも、嫌なことも、がまんして取り組むという姿勢が大切なのだ。」とおっしゃる方もいるかもしれない。

確かに、人生、嫌なことにも取り組まなければならない。でも、嫌なことが必ずあってそれをやるのなら、嫌々やるのではなく、せっかくならできるだけ楽しくやるほうがいいのではないだろうか。嫌なことを嫌々やるのではなく、できるだけ楽しくできるように工夫する。それが、仕事なら現場の、スポーツなら選手の、また、それぞれの指導者のやるべきことなのではないか。

ニュージーランドのラグビーコーチ達が試合前に、「Enjoy!」と選手達に声をかけるように、仕事や勉強、留学生活の前に、Enjoy!と声をかけるのもいいと思う。