スーパーラグビーアオテアロア開幕！

2020年6月15日 2024年8月5日

UenoT

先週の土曜日、６月１３日から、スーパーラグビーアオテアロアが開幕した。

「スーパーラグビーアオテアロア」は、本来は「スーパーラグビー」として、ニュージーランド、オーストラリア、南アフリカ、アルゼンチン、そして日本から１５チームが参加するプロラグビーの大会だったのが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、ニュージーランド国内５チームだけで行われる大会に変更されたものだ。

５チームがそれぞれホームとアウェイで２試合ずつ、８月１６日まで１０週間行われる。毎週末２試合４チームが戦い、残りの１チームはBYEだ。

先週末の開幕戦は、１３日土曜日、ダニーデンでのハイランダーズ対チーフス戦、１４日日曜日は、オークランドでのブルーズ対ハリケーンズ戦だった。

ダニーデンでの試合は、22,800人収容のフォーサイスバースタジアムに約20,000人のファンがつめかけた。そして日曜日のイーデンパークでの試合は、41,000のチケットが完売。週末２試合で60,000人以上がスタジアムで久しぶりのラグビー観戦を楽しんだ。

今年２月頃から世界中で広まった新型コロナウイルスの感染拡大以降、他国に先駆けてはじめて、人数無制限で通常通り観客が入ったプロスポーツの試合。ライブで日本を含めて世界中に配信された。

試合後は、ファンがグラウンドに降りて選手達にサインをもらったり、一緒に写真を撮ったりしていた。もちろん、フィジカルディスタンスもないし、マスクをしている人もいない。新型コロナウイルスの感染が拡大する前とまったく変わらない光景だった。

ニュージーランドは、昨日まで２３日間連続で新型コロナウイルスの新規感染確認者はゼロ。アクティブケースもゼロなので、「Covid-19 フリーカントリー（コロナウィルスがない国）」とも称される。日常生活はほとんど以前と変わらず、学校も、ショッピングも、飲食店も、そしてラグビーをはじめとするスポーツも、安心して行われている。だからこそ、週末に60,000人を超える観客が、スタジアムでラグビーを観戦できるのだ。

今後、もしかしたらまた感染者が出るかもしれない。けれど、今のところは留学生を含めてニュージーランド国内にいる人全員が、学校や職場に通い、スポーツをし、ショッピングや外食を楽しみながら、安心して暮している。

ROUND 1 HIGHLIGHTS | Investec Super Rugby Aotearoa - Highlanders v Chiefs