お母さんありがとう
長期の高校留学生の中には、留学前に自分で問い合わせをしてきて、申し込みの手続きや学生ビザの申請もできるだけ自分でやる人もいる。でも、やはり費用は親御さんが出している。
以前、短期の女子ラグビー高校留学生では、留学費用は自分が焼き肉屋さんでアルバイトして貯めたお金を使いました、と言っていた人がいた。留学中もお金をきちんと管理して使っていた。とてもしっかりとした自分の考えを持って、自分で行動できる留学生だった。
このブログでも書いたけれど、弊社では長期の高校留学生の留学開始年齢が低くなってきている。今年はIntermediate School のYear 7の留学生がいるし、来年からは、Year 8の留学生が6年間の予定で留学を始める。
高校留学生達は、日本ではまだ中学生や高校生の年齢だけれど、留学を初めてしばらくすると、日本の親御さんへの感謝の言葉が出てくるようになる。
「留学でたくさんお金をかけてもらっているので、もうこれ以上出させるわけにはいかないです」とか「今まで心配をかけてきたので、ここでしっかりと頑張って結果を出さないと」などと言う。
また、言葉には出さないまでも、将来のことなどいろいろと話をしていると、親御さんや兄弟姉妹について、留学生なりに深く考えていることがわかる。
やはり、10代の年齢で親元から離れ、異文化の国で、ホームステイや寮で生活していると、親や家族のことをゆっくりと考えるのだろう。そして、日本にいたときにはあまり感じなかった親や家族のありがたみ、親や家族の愛情を、実感として感じるのだろう。
留学生の親御さんからも、「日本にいたときには言わなかったような、感謝の言葉を言うようになりました」などという連絡をいただく。
親元を遠く離れてニュージーランドで頑張る留学生達は、日本の家族に対する気持ちも変わってくる。そしてまた日本の中学高校生とは違った成長の仕方をするのだろう。
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