高校留学で英語力をできるだけ伸ばす方法

弊社の長期の高校留学生の多くは、留学をして2年、3年経った時点でTOEICなどの英語の試験を受ける。

特に日本の大学への進学を希望している留学生達は、TOEICを受験する場合が多い。

留学中、現地の学生と一緒に過ごす時間を多く持つようにすれば、最初の英語力にもよるけれど、中学生の年齢でも、1学年間の留学生活を終えれば、友達や先生との会話はある程度問題なくできるようになる。2年目の留学からは、語彙力や文法などをブラッシュアップしていくことになるけれど、3年目になると、聞く話すの力はほとんど問題なくなる留学生が多い。

だから、高校留学3年目くらいでTOEICを受けると、700点から800点程度の得点を上げる人もいる。もちろん、TOEICの試験対策を3ヶ月間ほどは集中してやる必要があるけれど、それは英語力を伸ばすというよりも、試験対策としてテクニックを身に付ける勉強だ。

ただし、読み書きの力は、留学生活をなんとなく送っているだけでは身につかない。自分で机に向かって、英文を読み、自分で書いて誰かに添削してもらう、という勉強をしっかりとやる必要がある。

Year 11以上になると、NCEAの単位取得が始まるので、必然的に英語の読み書きの力をつけなければいけなくなる。だから、まずは単位取得を目指して、必要な勉強をすることを優先すれば、だんだん読み書きの力もついてくる。

でも中には、高校留学を2年、3年と続けていても、なかなか英語力が伸びない留学生もたまにいる。そんな人は友達とのコミュニケーションは問題なくできるけれど、先生や大人ときちんと会話するスキルまでは身についていないし、学校で単位取得もなかなか進まない。そしてTOEICを受けても、500点にも満たない得点しか取れなかったりする。

例えば高校留学3年目でTOEICを受験して、800点取れる学生と400点代の学生では何が違うのか。

やはりまずは、「留学すれば英語力は誰でも簡単に伸びる」と安易に考えないことが前提だろう。友達との会話は比較的すぐにできるようになるから「自分は英語力がついた」と思いがちだけれど、実はまだまだやるべきことがあると自覚することも大切だ。

その上で、読み書きの力を留学2年目くらいから自分できちんと勉強して身につけ、会話の中で使う語彙や文法のブラッシュアップにも注意して取り組む。さらに、高校留学を終える18歳の時には、現地学生の18歳と同じ程度の英語力、特に大人ときちんと会話できるスキルを身に付けることを目指す。

そうすれば、3ヶ月間程度の試験対策をすれば英語の試験でも高得点を上げることができるし、例えばニュージーランドの大学に進学しても、英語圏で仕事をしても、通用する英語力を身に付けることができるだろう。

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