失敗しても、落ち込んでも、うまくいかなくても、予期せぬことが起こっても、それでいい

弊社では、留学は経験だと考えている。

英語でのコミュニケーション力を上げることは、今ではネットを使えば日本にいてもかなりのレベルまでできるし、海外の友達を作ることも、フェイスブックなどのツールを使えば難しくはない。また、海外の情報は簡単に日本語でも手に入る。

でも、日本では出会えない人と実際に出会い、日本では触れられない文化に触れ、日本では考えられないことを考え、日本ではできないことをする。実際に空港から飛行機に乗って日本を出て、海外に到着し、ステイ先で初日を迎え、それまでと違ったものを五感で感じる。

それが、留学での経験だ。

とてもエキサイティングでとても興奮する。人々の優しさに触れ、自分の力を試し、いろんなことができるようになり、友達も増え、英語力も伸びる。

でも、留学での経験の中には、失敗もあるし、落ち込むこともある。全てがうまくいくことはまずないし、予期せぬことも起こる。

でも、それも全て含めて経験だ。

失敗しても、落ち込んでも、うまくいかなくても、予期せぬことが起こっても、それでいい。そんなことを、全て予想して留学に来ればいい。

そして、失敗したり、落ち込んだり、うまくいかなかったり、予期せぬことが起こったりしたところから、いろんなことを学ぶ。

それが、留学は経験だ、というほんとうの意味だろう。

だから、最初から、失敗しないように、落ち込まないように、全てがうまくいくように、そして予期せぬことが起こらないように、留学生自身が、あるいは周囲の人達がお膳立てをしないほうがいい。

それは、せっかくの留学での経験をするチャンスを、その経験からいろんなことを学ぶチャンスを、奪うことになる。

そして、周囲の人達がお膳立てをしてマイナスの経験を避けることで、留学生は、誰かが何かをしてくれる、ということを学んでしまう。その上、挑戦する意欲を無くし、自分で何かを自発的にする習慣も身につかない。

留学は経験だ。日本で留学準備をして空港に向かうところから、留学生活で起こる様々なこと全てが経験だ。その経験を留学生自身がじっくりと味わい、そこからいろんなことを学ぶことができれば、その留学はすばらしいものになるだろう。

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