弊社の高校留学生がカンタベリーとベイオブプレンティのラグビー地域代表に選出!

昨年このブログの「なぜNZはラグビー王国なのか?」で、ニュージーランドでは子どもの時から将来のオールブラックスを育成するシステムがきっちりと整っている、と書いた。

そのブログでも書いたけれど、例えばロトルアやタウランガを中心としたベイオブプレンティ地域の「Player Development Pathway」が、ベイオブプレンティラグビーユニオンのウエブサイトに掲載されている。これを見ると、下は5歳から将来のオールブラックスを育成するシステムが整っているのがわかる。

Player Development Pathway

このPathwayに従って、高校生の年齢では、U13(U14)からU18までそれぞれの地域での代表チームが作られる。その年のシーズンで活躍した選手や高校のコーチが推薦する優秀な選手達が、トライアルを受けた上で選抜される。

今年も、弊社の長期ラグビー高校留学生の中から3名が、それぞれの地域の年齢別代表チームに選ばれた。

一人は、クライストチャーチのセントビーズカレッジにYear 9から留学している学生で、カンタベリーの年齢別代表チームに選ばれるのは今年で4年連続となる、安定した実力を持った選手だ。すでにチームの練習も始まっていて、9月に入ると土曜日に試合が行われる。

一人は、今年からロトルアボーイズハイスクールで留学を始めたYear 10の15歳で、ベイオブプレンティ地域のU15代表に選抜された。ラグビー高校留学生はバックスの選手が多い中でフォワードとして選ばれたのはすばらしい。ニュージーランドではU15では高校別チームのナショナルトーナメントが8月下旬に毎年行われるので、地域別の代表チームの活動は9月に入ってからが中心だ。彼の今年の目標は、ナショナルトーナメントで自身も活躍しチームも優勝することに加えて、ベイオブプレンティのU15チームに選ばれることだったので、着実に目標を達成している。

そしてもう一人は、ロトルアボーイズハイスクールに留学2年目の学生で、昨年は怪我で思うような結果を残せなかったが、今年は学校のColtsチームに所属しながら1st XVの練習にも参加し、将来を有望視されているYear 11の16歳だ。学校のコーチからも、ベイオブプレンティラグビーユニオンのコーチ達からも、大きな期待を寄せられている選手だ。先日ベイオブプレンティのU16代表の試合を観に行って動画を撮ったけれど、80分間フル出場で活躍をしていた。

また、昨年までタウランガの高校でラグビー留学をしていた学生が、今年からポリテクニックに入り、地元のクラブチームに所属している。その選手も、ベイオブプレンティのU19代表チームに選ばれて、すでに何試合かを消化している。小さい身体ながらも他の選手に負けないくらいのプレーで活躍をしている。

BAY OF PLENTY UNDER 19 RUGBY

ニュージーランドの高校のラグビー選手達は、まずは地域の代表チームに入ることが目標だ。その後、チーフスやクルセーダーズのU18などのチームを目指すことになるけれど、彼らはその第一歩を踏み出した。彼らの中から将来、日本人初のオールブラックスが出るかもしれない。

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