NZ高校ラグビーの1軍の大会
ラグビーに限らずニュージーランドの高校のスポーツは、シーズン制だ。
弊社では、短期長期の中学高校ラグビー留学生も多い。
例えば、15人制のラグビーは、2月か3月頃からチーム編成が始まり、プレシーズンマッチが3月から4月。2週間の秋休みをはさんで、5月から大会が始まり、本格的なラグビーシーズンに入る。
大会は8月上旬から中旬には終了し、大会が終わればチーム練習も試合も行われず、その年のラグビーシーズンは終了する。
ただし、地域の年齢別代表に選ばれた人は、それぞれの地域代表チームで10月上旬頃まで練習と試合がある。
その後、10月の2週間の春休みが終わると、各高校でセブンズのチームトライアルが始まり、選ばれた選手でセブンズのチームトレーニングが行われる。
セブンズの高校生の全国大会が12月上旬に行われるので、全国大会出場チームに入るとそこまで練習がある。
そして、12月中旬に学年が終われば1月末まで夏休みだ。基本的には夏休みには学校のスポーツの大会はなく、練習も行われない。
各高校には、1st XV(1軍)のラグビーチームがあり、強豪高校の場合は、少し大きな地域での大会に出場する。
例えば、ロトルアボーイズハイスクール1st XVの場合、Chiefs Cup とSuper 8という大会がある。Chiefs Cupは、スーパーラグビーのChiefsのエリアでの大会で、毎年数校程度が参加し、優勝校を決める。
Super 8は、北島の男子高校の8校で行われる大会で、ラグビー以外にもいろんなスポーツや文化活動が行われる。
Super 8が終われば、今度はベイオブプレンティなど、小さな地域に分かれたところから、全国大会のトーナメントが行われ、Chiefs エリアで優勝すれば、全国TOP 4に入ることになる。
全国TOP 4には、ブルーズ、チーフス、ハリケーンズの各地域から1校と、南島から1校、各地域のその年の優勝高校が進出する。
またクライストチャーチの場合、UC Championshipという1st XVの大会がある。
UC Championshipは、クライストチャーチやネルソン、ティマルなどスーパーラグビーのクルセーダーズ地域の1st XVの大会で、毎年12校が参加する、総当たりの大会だ。
ポイント制で勝ち点順に順位が決められ、最終戦が終わった時点のトップ4校が、トーナメと形式で準決勝、決勝戦を戦う。
今年は、クライストチャーチボーイズハイスクール、クリストカレッジ、セントビーズカレッジ、そしてランギオラハイスクールの4校がトップ4だ。
明日土曜日に、準決勝、来週は決勝戦だ。
UC Championshipで優勝したら、今度はオタゴ地方の優勝高校と試合をし、勝ったチームが全国TOP 4に進出する。
全国TOP 4 の大会は、例年9月第一週にパーマストンノースで行われる。
ニュージーランドの高校ラグビーの1軍の大会は、プロチームのスーパーラグビーの地域に合わせて、きちんとしたシステムで、試合が行われている。
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