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スウェーデンでは、1日6時間労働が広まりつつあるというニュースがあった。

一日6時間労働だと週に30時間だ。ニュージーランドでは週40時間が基本だから、それよりも10時間、25%少ない。例えば朝9時始業だと午後3時、8時始業だと2時には仕事が終わる。

1日6時間労働にした企業の中には、仕事の効率が上がり従業員の意欲も高まったところもあるようだ。また、利益が上がったと言っている企業もあるという。労働時間が短くなれば意欲は上がるだろうし、人件費が少なくなるのであれば利益も上がるのかもしれない。

また、以前にシェアワークなどという言葉が取り上げられたこともあったけれど、企業やビジネスが動いている時間が今までと同じで、従業員の労働時間が短くなるのであれば、従業員数を増やす必要が出てくるので、シェアワークの考え方も取り入れやすくなるだろう。

一日6時間労働がもし社会全体で普及すれば、自分自身や自分が働いている企業だけではなく他の企業の人たちも1日6時間しか働かなくなるので、取引先に電話したら担当者がもう帰宅した、などということも増えるだろう。社会全体で1日6時間労働を普及させるということは、そのポイントでバランスを取る社会をみんなが受け入れる、ということだ。だから、自分の労働時間だけが減るということではもちろんなく、そんな社会になるということだ。

1日6時間の労働時間がいいのか悪いのかはよくわからないけれど、そもそも週40時間が基本である根拠はそれほど強くないのではないか、と思う。経済の視点は少し置いておいて、人間の適した労働時間ということだけで考えてみても、40時間である必要はないだろう。小中高校の授業が約6時間程度であることを考えても、人間が一日に集中できる時間は6時間くらいなのかもしれない。

もしスウェーデンの取り組みがうまく行けば、ニュージーランドでも1日6時間労働が取り入れられる可能性は大きいと思う。近い将来、1日6時間労働の国が増えていき、労働時間の差によって移民が増えたり減ったりする時代も来るのかもしれない。