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ロトルアボーイズハイスクールの1st XVが、ニュージーランドの全国大会で優勝し、ナショナルチャンピオンになったことは、このブログでも書いた。

チームがナショナルトップ4になってからも、何度か1st XVの選手達の様子を見て、コーチとも話をした。また、優勝決定戦も見に行った。

見ていて思ったのは、彼らには「絶対に」勝つ、という強い思いがあったことだ。もう少し細かく言えば、「絶対に」タックルを決めるとか、「絶対に」トライをするとか、「絶対に」キックは外さないとか、そういった強い気持ちが見ているだけでこちらに伝わってきた。

特に決勝戦の後半、2点差で終盤を迎えたあたりからは、対戦相手のスコッツカレッジの選手達よりも、ロトルアボーイズハイスクールの1st XVの選手達のほうが、「絶対に」勝つ、という気持ちが強かったように感じた。

例えば、15人のプレーをしている選手達の中で一人でも、「ああ、もうダメかもしれない」という気持ちが心をよぎれば、ひょっとしたら負けていたかもしれない。そんな試合だった。私は根性論は普段はまず言わないけれど、最後の最後はポジティブな強い気持ちが勝敗を左右するということは、必ずあると思う。

そう考えてみると、ラグビーやスポーツの試合に限らず、普段、複数の人達と一緒に何かをやり遂げようとしている時、それが例え小さなことでも、全員が「絶対に」うまくいくと思って進んでいるかどうかが、結果を左右することが多いのではないだろうか。

逆に言えば、一緒に進んでいる人達の中に一人でも、「ひょっとしたらうまくいかないかもしれない」とネガティブに考えたり口にしたりする人がいれば、やはりうまくいく可能性は低くなるのではないか、と思う。

もちろん、ポジティブな気持ちの裏に、それまでのしっかりとした準備、綿密な計画とその実行、理論の裏付けなども必要だ。でも、その上に、全員が「絶対に」うまくいくという気持ちを持つかどうか、そこが、ぎりぎりのところで最後の力として、全体に作用するのではないか。

日曜日の試合を見ていて、そんなことを感じた。