週間の習慣
日本とニュージーランドの違いで戸惑うことは多いけれど、その中の一つに、「週で表す」ということがある。
「一学期は10週間です」と学校の先生に言われても、それが約2ヶ月半であることが最初は実感としてわからない。日本では1ヶ月間を越えると「月」で表すことが圧倒的に多いからだ。
私も最初は戸惑ったけれど、娘が生まれた時には「生後12週目です」と言うほうが自分でもわかりやすくなっていた。日本からいらした方に同じように言うと、「3ヶ月ですね」と言い直されたりした。
ニュージーランドの人に子どもの年齢を尋ねると、時には「18ヶ月です」と答える人もいて、どこまで週でどこから月で数えて、そしていつから年になるのか、よくわからない。まさか36歳の人が「私の年齢は432ヶ月です」とは言わない。でも、ニュージーランドの人達にとっては、10週間でも18ヶ月でも違和感はないようだ。
そもそも英語では、One からTwelve までがそれぞれ単独の言葉で、Thirteen から10プラス3と表現する言語だから、10で一区切りという感覚ではなく12で一区切りという感覚を持つ人も多く、数字の区切りの感覚が日本とは異なるのかもしれない。また、日曜日は安息日で教会に行くという、一週間単位の生活をずっと続けてきた文化があるからかもしれない。
理由はよくわからないけれど、ニュージーランドの人達は、「○○週間」と表現する習慣があって、日本から来た私たちは最初はとても戸惑う。
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