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親として子どもをしつけるのはとても大変だ、ということが、親になって初めてわかる。

きちんと挨拶する、靴をそろえる、食事のマナーなどの礼儀作法、友達や周囲の人たちへの接し方、毎日の習慣、その他、生きていくために必要で、子どものうちに身に付けるべきことをとしっかりと身に付けさせる、ということは、当たり前のように親に求められるけれど、親になって実際にやってみるとなかなか難しい。

家庭によって、何を大切にしてしつけをするかはそれぞれ違う。けれど、子どものうちに最低限これだけは身に付けておかなければならない、ということはどの家庭にもあるだろう。

私の娘が生まれた時、礼儀作法などを身に付けさせることは簡単ではないだろうけれど、毎日毎日100回もうるさく言えば、子どもは必ずできるようになる、と思っていた。実際に子どもが大きくなってきて、様々な場面で「挨拶しなさい」「マナーを守りなさい」「人に対してこのように接しなさい」「毎日きちんとこれをやりなさい」などと何度も何度も言うのだけれど、10回程度では全く身につかないのはもちろん、30回、50回、80回、100回と繰り返し言っても、まるで聞こえていないかのように、全然身につかない。その時は言われたようにするけれど、しばらくするとできない。例えば、食事の時には肘をつかないようにと言えば、その瞬間は肘を下ろすけれど、10秒後、ひどいときには0.1秒後には当たり前のように肘をついて食べている。

まあ、私の娘だからしょうがないのもあるだろう。多くの子どもさんは100回くらい言えばできるようになるのかもしれない。でも、娘が生まれた頃に、「100回も言えばできるようになるだろう」と私が考えていたのは、全く甘かったと思う。子どもの頃に身に付けるべきことをしっかりと身に付けさせるためには、100回くらいはまだまだで、500回、1000回、10000回くらい毎日毎日言い続けなければならない。

でも、親が毎日子どもに言い続けていることは、子どもの中に必ず残っている。そしていつかきっと、「子どもの頃に親が口やかましく言っていたことは、なるほどこんなに大切なことだったのだ」と気付く時が必ず来ると思う。