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もともと数学は得意ではないが、特に立体の表面積や体積などを求めたり、展開するとどういう図になるかを考えたり、違う視点から見たらどんな図形になるのかを考えたりするのは、小学生の時から特に苦手だった。

おそらく、私の脳の立体を考える部分が、8歳の夏休みに鉄棒から落ちて頭を打ったときにへこんで無くなってしまったのだと思う。だから例えば、教科書や問題集にある、ちょっと入り組んだ立体図形を別の角度から見た図形を考えるときなどには、必ず自分の頭を横にしたり斜めに動かしたりして考えないとわからなかった。

「今、正面斜め上から見ている複雑な立体を、右斜め下から見るとどんな形に見えるでしょう」などという問題を見ただけで、頭の中が混乱したし、鉄棒から落ちて打った脳の部分がうずくような気がした。答えを見て自分が想像していた立体図形とは違った図形がそこに描かれていたりすると、もうなんだかわからなくなって、「こんなことができても、将来何の役にも立たない」などとお決まりの言い訳を考えて勉強を放り出してきた。そしてますます立体嫌いになっていった。

でも、「立体をいろんな視点から見てみると、想像していたものと違う形に見える」ことを学んだのは、とても刺激的な経験だったと思う。特に私のように、違う視点から見た立体がどのように見えるのか、ほとんど想像できない人間は、異なる視点から見た立体を後で見ると、驚きとともに新しいことを発見したような感激も受けた。

考えてみれば、円柱といえばなんとなく「円」を含んだ図形を思い浮かべるけれど、真横から見れば長方形で、円はどこにも無い。円錐も同じく三角形だ。でも円錐を展開してみると、円と扇形で三角形は無い。単純な立体図形でも視点を変えたり展開したりすると、その形を変える。

それが、今もとても面白く感じる。