NZはそろそろラグビーシーズン

ニュージーランドでは、プロのラグビーの大会、スーパーラグビーアオテアロアが始まっているけれど、中学高校生の大会もそろそろプレシーズンが始まる。

弊社には今年もラグビー中学高校留学生たちが何人かいる。昨年の年末から1月にかけては、いつもの年と違い日本に一時帰国できなかったが、彼らはその期間もしっかりと自主トレをしていた。

そしてラグビー強豪高校では、3月に1st XV(一軍)のトライアルがに行われ、メンバーがそろそろ決定する。

1st XVが決まった後、2ndXV(二軍)やそれ以外のチーム編成が行われる。基本的には、1st XV同様に、トライアルの試合をしてまずはワイダートレーニングスカッドが選ばれ、そのあと何度かの練習のあと、正式に2ndXVとそれ以外のチームが編成される。

ニュージーランドのラグビー強豪高校で1st XVに入るのはとても難しい。弊社の留学生でも今までに何人かは1st XVでプレーをしていたけれど、それ以外のチームに入っていた人も多い。

そのレベルの高い1st XVの次に位置する2ndXVも、強豪高校ではレベルの高い選手がそろっている。だから、高校1年生や2年生にあたるYear 11やYear 12で2ndXVに入ることは、将来の1st XVに一歩近づくことになる。

先日ロトルアボーイズハイスクールでも2ndXVのトライアルが行われ、弊社のYear 11の留学生がワイダートレーニングスカッドに入ることができた。

彼は、Year 8 のときからニュージーランドでラグビー中学留学を始めて今年で4年目だ。体はまだ大きくはないけれど、スキルはニュージーランドの選手には負けていない。その彼が、Year 11で2ndXVのワイダートレーニングスカッドに選ばれたのは、ほんとうにすごい。

ニュージーランドのラグビーは、中学高校生もシーズンが決まっていて、3月からプレシーズンが始まり、第二学期に入ると5月からずっと毎週試合がある。そして8月中旬頃まで大会が行われ、それが終わるとシーズン終了だ。

ただ、地域の年齢別代表に選ばれるとそこから10月ころまで練習と試合があり、そのあとはセブンズのシーズンが12月まで続く。

だから、15人制で地域代表に選ばれて、セブンズでもプレーすると、ほぼ一年間ラグビーの生活だ。ただ、15人制で地域代表から外れた人でセブンズもやらない人は、翌年の2月までは自主トレ中心の生活になる。

ラグビー中学高校留学生たちもそれをわかっていて、毎年ひとシーズンごとがとても大切なシーズンで、そこに全力を注ぐ。

昨年から今年もまだ新型コロナウイルス感染拡大の影響が続いているけれど、ニュージーランドは幸いにしてコロナフリーカントリーだ。ラグビーの練習も試合も通常通りできる。

今年のシーズン、ラグビー留学生達の活躍を期待して応援している。

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