求められていることばかり考えない

チームのメンバーとして何かをするときや、誰かから何かを学んだりするときには、今自分には何が求められているのかを考えることはとても大切だ。

他の人と一緒に動く一員として、あるいは、これから先の自分のことを考えて、その中で求められていることを考え、実行する。そんな力は身につけるべきだ。

でも、いつもいつも、周囲から何をすることが求められているのかばかりを考えて、それだけを行動の基準にしていると、何かを間違える。

そんなことより、今自分は何がしたいのかを考えて、それを基準に動くこともときには必要だ。

どうも最近生きづらいとか、自分の思うようにいかないとか、気が付けば望まないところに来てしまったとか、そんなことを感じている人がもしいるのなら、一度立ち止まって、求められていることは無視して、今、自分は何がしたいのかを徹底的に考えてみるのもいいと思う。

何がしたいのかがもしわからないのなら、自分は何が好きなのか、毎日何を考えて過ごしているのか、遠くに見える自分の希望は何なのか、を考えてみるのもいい。そこから、自分のやりたいことが見えてくるかもしれない。

留学生たちと話をしていると、求められていることばかりを考えて、自分がやりたいことについて突き詰めて考えたことがない人もいることがわかる。

できれば、十代や二十代の間に、少し時間をとって、ほんとうに自分がやりたいことは何だろう？という問いを、自分自身に投げかけてみてもいいと思う。

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