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AKB48というグループがある。

Wikipedia によると「2005年12月8日、AKB48劇場で初公演を行い」とあるので、 もうかれこれ15年ぐらい活動を続けているグループだ 。

みなさんご存知のように、このグループはメンバーがどんどん卒業してまた新しいメンバーが入ってくる 。ニュージーランドで22年以上暮らしている私は詳しくは知らないけれど、15年前にデビューをした時とそのメンバーはまったく違うのだろう。

私が子どもの頃のアイドルグループといえば、キャンディーズとかピンクレディーとか 、もっと古ければ ザ・ピーナッツとか、そしてかしまし娘とか 、そんな人たちがいた。

昭和のアイドルグループは、デビューからその活動を終えるまでメンバーは原則固定だ 。何らかの事情で一人が脱退して新しいメンバーが入ってくるということもあっただろうけれど、もともとメンバーが入れ替わることを前提としたグループではなかった。メンバー入れ替わり前提のグループが出てきたのは、モーニング娘。あたりからだろうか 。

メンバーが変わらないグループの場合、その魅力は、グループ全体としてよりもどちらかと言えば、メンバーひとりひとりの魅力によるところが大きいように思う。

ランちゃんスーちゃんミキちゃんというひとりひとり違う個性があって、それぞれにファンがつき、その次にキャンディーズ3人としての魅力がある。メンバーが変わらないのだから、メンバーひとりひとりの個性を前面に出して人気を得ることができる 。

それに対して、メンバーが入れ替わることを前提としたグループの場合、 どちらかといえばグループ全体としての魅力を前面に出して人気を得ているように思う 。

なぜなら、メンバーがどんどん変わっていくのであれば、メンバーひとりひとりのファンはメンバーが変わるごとに去って行く可能性も高いからだ。もちろんまた新しいメンバーにファンが移ることもあるだろうけれど、グループとして魅力があることが前提だ。

メンバーが入れ替わることを前提としたグループといえば、ラグビーニュージーランド代表チーム、オールブラックスも同じだ 。

Wikipedia によると 「1905年から1906年にかけ初の北半球遠征(ブリテン諸島、フランス、アメリカ合衆国)を行った際にオールブラックスと呼ばれるようになったとされる」。

1905年から存在するオールブラックスは、オリジナルのメンバーで今現在もプレーしている選手はもちろんいない 。昨年のラグビーワールドカップでオールブラックスのキャプテンをつとめた Kieran Read選手でも、今ではオールブラックスを引退して日本でプレーをしている。

そのオールブラックスは、 AKB48と同様、どんどんメンバーが入れ替わっていく 。私が知っている限りでは、20歳でオールブラックスデビューをしたRichie McCaw 選手が、15年間オールブラックスだったのが最も長い。

オールブラックスはメンバーが入れ替わっていくグループでありながら、継続したファンを100年以上持ち続けている。それはおそらく、選手ひとりひとりの魅力もさることながら、オールブラックスというグループとしての魅力があるからだろう。

そのチームとしての魅力は、毎回毎回の試合だけではなく、オールブラックスを運営するニュージーランドラグビー協会が、グループとしてのオールブラックスの魅力をきちんとブランディングして、あえて言えばきちんと「売り出している」からだと思う。

昨年のラグビーワールドカップでの日本のラグビーフィーバーは、今も続いているようだ。トップリーグの観客数も昨年よりも増えていると聞く。

ただ、このラグビー人気が、ひとりひとりの選手に対するファンが増えているだけであれば、今後、ラグビーというスポーツ、ラグビー日本代表というチームが、継続して人気を得ていけるのかどうかわからない。

これから日本でのラグビーブームがずっと続いていくかどうかは、ひとりひとりの選手の人気に加えて、ラグビーというスポーツの魅力、日本代表というチームとしての魅力、そんなものがきちんとブランディングされて、ラグビー全体、代表チーム全体としてファンを獲得していけるかが大きなポイントだと思う。