留学中は一人の時間もとても大切
以前のこのブログ「留学とは環境を変えることで自分を変えること」で、「弊社では留学は経験だと考えている。日本を出て、文化も言葉も人々も日本と違う環境で過ごすことで、日本ではできない経験ができる。その経験をするために留学に来る。」「そして環境が変われば人の成長の仕方も変わる。」と書いた。
日本と大きく異なる環境に身を置き、日本と異なる教育を受け、日本と異なる人達と過ごし、日本と異なる時間の使い方をすることで、日本とは異なる成長の仕方をする。
だから、留学に来たら自らその環境に働きかけることが大切だ。
でも、矛盾しているようだけれど、それと同時に、自分を変えるためには、時には一人になることもとても大切だと思う。
誰にもじゃまされない一人の時間を持って、今までの日本の環境、日本の教育、日本の友人、日本の時間から、今は遠くに身を置いていることを実感し、日本での過去の自分と、留学している現在の自分を切り離す。
さらに一旦、現在の留学中の環境や教育、周囲の人達や時間の使い方からも自分自身を切り離し、自分の外側から自分に向かっているベクトルから自由になる。
そして、自分が身を置いてきた、あるいは身を置く環境から完全に自由になった上で、自分自身の考え方、感じ方、判断の根拠など、そんなものに注意深くゆっくりと目を向けて、自分自身についてよく考えてみる。
自分の持っているものは何なのか。自分ができることはどんなことなのか。自分ができないこと、足りないことはどんな部分か。そして自分がやりたいことは何だろうか。それらに対して自分はどう考え、どう感じているのか。そのように考えるのは何故なのか。
そんなことを、一人になってゆっくりと考えてみる。
そしてその上で、今度はその自分自身から今の環境にどうかかわりたいのか、どうかかわることができるのか、自分から外の環境へのベクトルを作っていく。
環境から自分へと向かう力によって自分が変わっていく中で、一度環境から自分自身を切り離し、一旦自分の内面をよく見た上で、今度は自分から環境に働きかけていく。
留学中は、たまにはそんなプロセスも必要だと思う。
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