既読、返信、既読、返信、既読、返信・・・
昨日のブログ「なぜNZでは時間がゆっくりと流れるのか?」で、「ニュージーランドでは時間のリズムが違う」と書いた。
この「時間のリズム」は、LINEやFacebook などのSNSを使う時にも影響してくると思う。今の日本の若い人達は、LINEの返信が遅いと不安になったり、トラブルになったりするそうだ。ネットで調べてみると、「既読スルーは何分まで許されるか」などというアンケートまであるし、「LINEの返信が早いのは脈あり?」「あえて返信しない!LINEで彼をドキドキさせるテクニック」などと、私の年代からすれば、何を言ってるんだかわけのわからない情報まで出てくる。
日本の若い人達にとって、LINEの返信時間は人間関係でとても大切なことはわかる。もし私が今の日本で高校生だったら、「既読してるのになぜ返信が来ない?」とか「返信が早すぎる」などと感じていただろう。
でも、時間のリズムが違うニュージーランドで18年暮らしている昭和生まれの大人としてあえて言えば、一度自分だけでもLINEの返信の時間のリズムを変えてみてもいいのではないか、と思う。昨日のブログでも書いたけれど、もし時間が目に見えるとすれば、既読、返信、既読、返信、既読、返信、と、目の前に時間の区切りが無数に見えている状態は、かなりしんどい。ずっと通知ばかりを気にしてスマホを手元に置いておかなければならないのは、ストレスだ。
そんなストレスを感じながら、SNSで人とつながっていなくてもかまわないと思う。相手も同じようなストレスを感じているのなら、なおさらだ。
だったら、せめて週に一度だけでも、LINEの時間のリズムを長くしてみる。そうすることで、「待つ」というストレスから少しは解放されるし、次の時間の区切りまで他のことを考えたり、他のことに集中したりできる。
たまには、SNSの時間のリズムを変えてみるのもいいだろう。
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