人生の11年間はスマホの世界
ショッピングモールに行っても、バスに乗っても、家の中でも、そして、大自然の中にいても、ふと周りを見ると、みんなスマホを眺めている。
右手で箸を持ってヌードルをすすりながら左手のスマホを見る。
つり革に捕まりながら上手くバランスを取ってスマホの動画を眺める。
家族がみんなリビングに集まっているのにみんなそれぞれのスマホを見る。
青い空、白い雲、緑の大地の真ん中で、小さな画面をじっと眺める。
いつからこんな世界になってしまったのだろう。
スマホ以前の世界を知っている世代からすると、世界がまったく変わってしまったように見える。
そういう私も、一日数時間はスマホをいじっているから、一週間のうち24時間以上スマホの世界に閉じている。
人生80年のうち単純に11年間はスマホを見ている計算だ。
これは一体なんの冗談なのだろう。
もしかすると、こんな時代は今だけなのかもしれない。あと10年もすれば、スマホ以外の何かが出てきて、ずっとスマホをいじっている人は皆無になるのかもしれない。
もしそうなら、今ずっとスマホの世界で泳いでいる人たちは、今の時代だけのそんな人たちなのだ。そして未来の人たちから、「スマホばかり見ていた時代があったのだ」と嘲笑を含んで評価されるのだ。
生活の中でついやってしまうこと。今みんながあたりまえにやっていること。でも未来ではそれは、限られた時代の悪癖というカテゴリーに入れられて、笑われ、残念がられるのかもしれない。
そんな可能性のあることに、今日も数時間を費やす。
それでいいのだろうか、と自分に問いながら、いつも通りにスマホを取り出す。
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