ボランティアの力
9月9日からニュージーランドで開幕したラグビーのワールドカップ。ニュージーランド各地でものすごい盛り上がりを見せている。
昨日の日曜日はロトルアのインターナショナルスタジアムで、アイルランド対ロシアの試合が行われた。約26,000人収容できるスタジアムも、3日ほど前にはすでにチケットは完売。当日スタジアムの前には、キックオフの2時間前の会場を今か遅しと待ち構えるファンであふれていた。特にアイルランドは1週間前の試合で、強豪のオーストラリアを倒したとあって、ファンの盛り上がりは最高潮。みんな緑色の服や帽子を被ったり、緑色の眼鏡をかけたり、お祭り気分だ。
そんな盛り上がったスタジアムでのラグビー観戦をサポートするのは、もちろんプロのスタッフだが、このワールドカップのためにトレーニングを受けた地元のボランティア達もスタジアムでたくさん働いている。ロトルアの試合開催日にスタジアムで働くボランティアの数はおおよそ120名。みんなラグビーワールドカップ2011のそろいのユニフォームを着てシフトについている。
ボランティアの仕事は様々だ。警備やメディアのサポート、VIPルームの補助、ケータリングチームや、チケット販売など、いろんなところでボランティアが活躍している。全て無償での労働だが、ワールドカップのボランティアのためにだけ特別に作られたユニフォーム一式は支給される。
昨日のロトルアでの試合も、26,000人のファンが詰め掛け、スタジアムは立錐の余地がないほどだったが、そんな中で試合がスムーズに行われたのも、ボランティアの力が大きいと思う。
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