一人でもかまわない
ニュージーランドと日本の小中高校生を見ていると、国や文化が違っても同じところもあるけれど、やはり違う部分もある。
たくさんの児童生徒達が集まる場所で感じる大きな違いの一つは、一人で行動している人がニュージーランドには多いことだ。そして一人で行動している児童や生徒はみんな楽しそうにしているし、周囲の友達も一人で放っておくことが多い。
友達と一緒に行動していても、途中で「私は違うことをがしたいので別行動します」と言って、急にいなくなる。友達と仲良く話をしていたかと思うと、一人でふっと別のところに行ってしまう。数人のグループがそれぞれランチを食べている中で、一人離れてニコニコしながら食べている。
そんな一人の人達をよく見かける。
日本でも一人で別行動する児童や生徒もいるのかもしれないけれど、周囲の大人達が、「一人ではなく友達と一緒に仲良く遊びなさい」などと注意をすることもあるようだ。また、一人で別のことをしたいと思っても、一緒に行動している友達になかなか切り出せなかったりする。
でも、ニュージーランドでは、いつでも自分が行きたいところに行き、やりたいことをやるという雰囲気がある。そして周囲の大人達も友達も何の違和感もなくそれを受け入れる。
ニュージーランドでは、いつも友達と一緒に行動する必要はないし、周囲からもそれを求められることもない。いつでも好きなときに一人で行動して、また友達と一緒にいたければ戻ってくればいい。
ニュージーランドでは、一人でも全くかまわないのだ。
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