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先日、ロード・オブ・ザ・リングの三作目、王の帰還を見ていたら、主人公のフロドがゴラムにだまされて、親友のサムの言っていることを疑い出す、というシーンがあった。

子どもなら、「ああ、なんでフロドはゴラムの言うことなんか信じて、サムに帰れなんて言うのだろう!」と切ない気持ちになったり、ハラハラしたりするのだろう。

少し大人になると、「人を無条件で信じ続けるなんて、なかなかできない。ずっと一緒につらい旅をしているとなおさら、喧嘩をしたり、友情にひびが入ったりするんだろうなぁ。」と、自分の経験に照らして人間関係について考えてみたりするかもしれない。

もう少し歳をとってストーリー没頭する年齢ではなくなってくると、「友情で結ばれている人達をだまして疑心暗鬼にするためには、情報を遮断して、それぞれ別の情報を与えてやれば簡単だ。」と悪巧みを冷静に分析してみたりするだろう。

昨日のこのブログで、「ほとんどの人がネットを使って生活をしている中で、それに疲れてきている人も増えてきているように思う。」と書いたけれど、今の世の中で普通に生活していると、知らなくてもいい情報や、知らない方がよかった情報も、気がつかないうちに目に入ってくる。

そんな情報はもしかしたら、大切な誰かと自分を分断するような情報で、真実から目をそらされているかもしれないし、その情報によって、重要な判断で間違いをおかしているかもしれない。

王の帰還では、幸いサムがゴラムのうそに偶然気がつき、つまり、遮断されていた情報が一つにつながり、親友のフロドを助けに戻る。でも、毎日毎日たくさんのあふれるような情報に触れている私達の生活の中では、遮断された情報を一つにつなげる何かに偶然に巡り会うことも少ないだろう。

気がつけば、大切な人や大切なものを、分断された情報の洪水の中で失っているのかもしれない。