言葉は大切で難しい

言葉は難しい。

仕事でもプライベートでも、出来るだけ気をつけて言葉を選んで使うように心がけているけれど、後から、「あれは、もっと他の言葉を使った方が良かった」と後悔することがある。

特に、若い留学生達と接する時には注意深く言葉を選ぶようにしているけれど、やはり、後からもっと違う言葉を使って伝えるべきだった、と思うことも多い。

基本的には、出来るだけポジティブな言葉を選んで使うようにしている。例えば、誰かと一緒に何かを選ぶ時には、これはダメだろう、というのではなく、これとこれがいいのではないか、と言う。

また、自分がポジティブな言葉を使うだけではなく、相手にもできるだけNoと言わせないような質問の仕方をする。例えば、これは好きですか?と聞くと、相手がNoと答える可能性は50%あるけれど、これに関して好みを聞かせてくださいね、と聞くと、とりあえずその時には相手は、Yesと答える。最初の質問に対して相手にとりあえずYes と答えてもらう、というのは、その後の会話の展開に結構重要だ。

そしてさらに、誰かを説得する場合などは言葉はもっと重要になる。相手がやろうとしていることに対して、「それはダメです。もっと他のことがいいです。」と言うよりも、「それもいいけれど、こちらもいいです。」と言うほうが、結果的にはスムーズに行くことが多い。ネガティブな言葉を使うほうがその瞬間のインパクトは大きいけれど、最終的に相手にどのくらい届くか、あるいは、いつまで相手に届き続けるかは、わからない。

言葉は難しい。でもとても大切だ。

キックオフNZのSNS