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以前にもこのブログで書いたかもしれないけれど、インターネットは、実はそれほどすばらしいものではないのかもしれない。

ネットでいろんな情報が誰でも簡単に手に入るようになって、いろんな人がいろんな情報を世界中どこにいても得ることが出来る。それは事実だ。でも実際には、私達一人一人は、いろんな情報を積極的に得ようとはしていない。

ネット上であまりにも膨大な情報がある結果、毎日目にする情報はあらかじめ自分でフィルターをかけざるを得ない。RSSにしてもそうだし、フェイスブックやツイッター、ウエブのお気に入りなどもそうだ。そして、毎日アクセスするサイトやアプリはほとんど一緒だ。

フェイスブックやインスタグラム、ツイッターなどが流行っていると言っても、それぞれの人は全く違うタイムラインを見ている。ラグビーに興味のある人のフェイスブックやツイッターのタイムラインには、たくさんのラグビー情報が流れてくるけれど、卓球や乗馬の情報はほとんどないだろう。ニュージーランドに興味のある方のウエブサイトのお気に入りには、ニュージーランドのフォルダーやタグがついていて、たくさんのサイトが関連づけられているけれど、ロシアやフィリピンの情報に簡単に直接アクセスできるようにはなっていないだろう。

毎日毎日、一人一人が全く違う情報に触れて生活している。しかも、その情報は、自分であらかじめフィルターをかけている情報で、明らかに自分好みに偏っているし、ある範囲にきれいに収まっている。

自分が見ているネットの情報と、隣に座っている家族が見ているネットの情報、会社の同僚や上司、学校の友達や先生、チームメイトやコーチの見ている情報は、それぞれ大きく違うものだ。

けれど私達は、今日もネットで膨大な情報に触れた、と感じている。そしてさらに手に入れる情報に自分好みのフィルターをかけて、他の人と全く違う情報に触れ続けることになる。

簡単に言うと、インターネットによって私達が手に入れる情報は分断されている。

そして情報が増えれば増えるほどフィルターをかけ、フィルターをかければかけるほど分断されていくのだろう。