高校留学生が目標とする英語力が、最近高くなってきている

弊社の長期の高校留学生達には、毎年ゴールセッティングをやってもらっている。

毎年たくさんの留学生達と、その年の目標についてゆっくりと話をしているのだけれど、ここ2~3年だんだん、それぞれの留学生が目標とする英語力が、高くなってきているように思う。

数年前までは、「英語で現地の友達と会話ができるようになる」というのが、高校卒業時点での英語力の目標だ、という留学生が多かった。でも、最近は、それは留学一年目から二年目くらいの目標で、卒業時点では、「聞く話す」のコミュニケーションはもちろんのこと、「読む書く」のスキルも、ある程度まで伸ばしたいと考える高校留学生が増えてきた。

高校留学後にニュージーランドの大学やポリテクへの進学を目指す人が増えたのも一つの理由だろう。また、日本の大学に進学をしても、その後仕事をするときに、幅広い英語力を持っていることを目標とする学生が増えてきたのも理由の一つだ。

だから、留学一年目は、友達と会話ができる、という目標を設定して、二年目からは、NCEAの単位取得を目指し、できればいい試験でも成績を残したいという留学生も増えてきたし、そのために、放課後きちんと勉強します、という人や、書いたものを英語の先生や現地の友達に添削してもらう、という学生も多い。かなり本気だ。

弊社の場合、英語でのコミュニケーションは読み書きにも力を入れてくださいと、ことあるごとに、留学生自身や親御さんに伝えているというのもあるだろう。けれど、ただ単に日本に帰って、「ペラペラ」っと英語を話して、周りの人に驚かれるだけでは、もう十分ではなくて、実際に、英語を使ってある程度の範囲の仕事ができるレベルになることを目標としなければ、これからは通用しない、ということを、多くの人がわかってきたようにも思う。

だからこそ、高校留学の期間も、以前は3年間が多かったのが、最近は4年間、5年間の人が増えてきている。留学一年目は、聞く話すの英語力をつけることを中心として、その後の留学期間でメインの勉強にしっかりと取り組む、という計画だ。

高い目標を設定し、それに向かってやるべきことを決めて、それを実行する留学生達。我々も応援したいと思う。

キックオフNZのSNS