夢を持つということ

弊社が運営する留学生ブログ、「ほんとの生活@ニュージーランド」 で、ブログライターのRinさんが「夢」について語っている。Rin さんはワーキングホリデービザでオークランドに一年間滞在後、さらに学生ビザに切り替えて学校で勉強を続けている女性だ。

Rin さんは、「私は、何か特別な才能や力があるわけではありません。けれどだからこそ、そんな自分に何ができるだろう?何か必ずできることがあると思ってきた今、まさにこれだと思いました。」とニュージーランドに来てから具体的な夢を見つけた。そして、「NZにきたからこそ、大きくなった夢。現実はどうであれ、その想いがあればそこに向かってただただ前進するのみです。」と決意して進んでいる。

最近日本では若者が夢を持たないと言われている。また、「こんな時代に若い人たちが夢を持つことなどできない」とか、「夢を持って進んでいくのが幸せだとは限らない」などと言う大人もたくさんいる。

確かにそうかもしれない。「夢」などというのは見るもので叶えるものではなく、厳しい現実の前では何の力も持たない、という考えにもうなずける部分もある。

でも実際には、ニュージーランドに来て夢を追いかけている若い人たちが、Rinさんだけではなくたくさんいる。そして彼らは、自分の夢を実現するために、毎日人と違う生活をして、前を向いて少しずつでも進んでいる。そんな人たちといつも一緒にいると、「夢?そんなことよりもっと現実を見なさい」などと簡単に言うことはできない。

そもそも夢を持つことに否定的な人たちは、夢を持って少しずつでも進んでいる若い人たちに、自分の毎日の生活のことを自信を持って語ることができるのだろうか。「現実を見ろ」というアドバイスは、おそらく間違ってはいないのだろうけれど、そういうアドバイスをしている人たち自身は、目の前の現実の中に何を見ているのだろうか。

大きな夢を持って、毎日毎日その夢に向かって少しずつ進んでいる若い人たちが確実にいる。彼らを見ていると、涙が出そうになるくらい胸が熱くなることがある。私たちはそんな人たちを心から応援したいと思っている。

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