留学生達から教えられる

留学生に対する現地でのサポートを大切にしている。

特に、高校留学生、留学が初めての若い学生、長期滞在に不安を持つ学生、親子留学生などに対しては、現地できちんとサポートをしたいと思っている。

留学生達をサポートする時には、ニュージーランド滞在16年の私の個人的な経験や、このビジネスを始めてからの10年の経験がとても役に立つ。また、高校留学生達からすると、私たちが親御さんよりもほとんどの場合は年上ということもあり、留学生達が困ったときや問題が起こったときにでも、冷静に適切なサポートができると思う。

でも、留学生達よりもいくら経験があって、年齢が上であっても、私たちが彼ら、彼女らから学ぶこともすごく多い。私も個人的には、他人がなかなかできない経験をしてきたとは思うけれど、留学生達もそれぞれ、当然のことだけれど、私が経験してこなかったことを経験しているし、そこからいろんなことを学んでいる。だから、留学生達を見ていたり留学生達と話をしていて、「なるほど」と思ったり、「すごいなぁ」と感じたり、「私も同じ経験をしてみたい」と考えたりすることもたくさんある。

確かに「留学生活」の範囲内で見ると、経験と年齢の差は、留学生達をサポートするのに十分なのかもしれない。けれど、個人として「一人の人間の人生」という範囲まで広げて考えると、私たちが留学生達から学ぶことはすごく多い。

8月上旬から、11歳と12歳の小学生ラグビーチームが2週間ニュージーランド遠征にいらしていた。彼らは年齢は私たちよりもはるかに下だし、ニュージーランドどころか海外旅行が初めてだ、という人もいたけれど、2週間ずっと見ていて、彼らの行動、彼らの言葉、彼らの思い、彼らの判断、彼らの気遣い、彼らの心意気、などから、本当にたくさんのことを教えられた。

また、長期や短期で留学に来ている学生達からも、いろんなことを教えられる。十代や二十代で、親元から9,000キロも離れたところに来て、言葉もわからない環境でよく生活をしているなぁ、と考えただけでも、いつも感動するし、すごいと思うし、自分ももう少しがんばらないといけないとも思う。

キックオフNZのSNS